タイヤ日常点検
キズ・ひび割れ点検
キズの種類と原因
タイヤのキズをそのままにしておくとパンクなどのトラブルの原因に
![切り傷](img/inspect/inspect4/photo01.png)
![擦り傷](img/inspect/inspect4/photo02.png)
![えぐり傷](img/inspect/inspect4/photo03.png)
![打ち傷](img/inspect/inspect4/photo04.png)
キズの主な原因
- 路上の障害物や縁石などとの接触や強い衝撃
- 石噛みなどの異物
POINT
縁石に接触したり、異物を踏んだ時は必ず注意して点検しましょう。
ひび割れの種類と原因
タイヤのひび割れにも注意しましょう。
![ひび割れ(オゾンクラック)](img/inspect/inspect4/photo05.png)
![ミゾ部の裂け(グルーブラック)](img/inspect/inspect4/photo06.png)
ひび割れの主な原因
- 空気圧不足などによる過度の屈伸
- 傷などによる局部への応力の集中
- 紫外線や熱などによる劣化
POINT
タイヤを長時間保管する時は、雨や直射日光が当たる場所は避けましょう。
タイヤの保管方法
直射日光や雨にさらされる屋外に長時間置いていると、ゴムの劣化スピードが早まります。
- タイヤ内部に水が入らないよう、雨の時は室内に入れましょう。
- 油や水が付いたり、傷や変形の恐れのある場所には置かないようにしましょう。
- 傷が付いたり変形したりする恐れのある場所は避けましょう。
- 発電機や、バッテリーなどのそばには置かないようにしましょう。
- 長期間、タイヤを取り外して保管すると、タイヤ内部の薬品がにじみ出て床を汚す恐れがありますので控えましょう。
![タイヤの保管方法](img/inspect/inspect4/photo07.png)
タイヤ側面の異常
縁石にゴツン!は要注意。
縁石に気付かずにゴツンと乗り上げてしまったときに、ホイールのフランジと縁石に挟まれるようにして、タイヤ側面が損傷を負うことがあります。
![縁石にゴツン!は要注意。](img/inspect/inspect4/photo08.png)
POINT
縁石にゴツン!した時は、必ずタイヤだけでなくホイール、足回りまで詳細に点検しておきましょう。
側面がふくらんでいたら注意が必要です。
タイヤの側面が局部的に盛り上がっている場合、タイヤ内部のコードが、衝撃などの外的要因よって切れている可能性があります。
非常に危険な状態なので、すぐに交換してください。
ちなみに凹んでいる場合は、問題ありません。
![危険!](img/inspect/inspect4/photo09.png)
タイヤの側面は薄くて弱い!?
タイヤの側面(サイドウォール部)は、路面に接地するキャップトレッド部に比べて薄く、十分な強度がありません。
そのため、外部からの衝撃があった場合は深刻なダメージを受ける可能性があるので、注意が必要です。
![タイヤ断面イメージ図](img/inspect/inspect4/photo10.png)
<タイヤ断面イメージ図>