タイヤ点検と管理
日常点検
道路運送車両法に基づく日常点検・整備の義務
1目視による外観の点検(1日1回運行前)
- 異物や石噛みがないか。
- 溝深さが十分にあるか。
- 偏摩耗等の異常摩耗がないか。
異常摩耗の発生原因
- アライメントの狂いなど車両の不適正な設定
- 積載状況、空気圧の過不足、タイヤ装着位置、複輪外径差、空気圧差等使用条件
- 発進・加速・急制動、カーブでの使用頻度、道路の形状などの走行条件
- たわみ等の異常な変形がないか。
- 空気圧不足がないか。
- 傷等がないか。
※サイドウォール部の損傷は、タイヤの強度を著しく低下させます。
2空気圧の点検
- 少なくとも月に1 回以上、走行前のタイヤが冷えた状態の時に必ずメンテナンスされたエアゲージを用いて点検しましょう。
- 車両メーカーの指定空気圧に対して0 ~ +80kPa の範囲で調整しましょう。
- 新品タイヤの場合は、特に点検頻度を多くしましょう。
- 複輪に組み合わされたタイヤの場合、必ず内外とも同じ空気圧に調整しましょう。
適正空気圧の設定
タイヤの種類 | 範囲kPa |
---|---|
トラックおよびバス用タイヤ | 0 ~ +80 |
小型トラック用タイヤ | 0 ~ +70 |
充てん空気圧は自動車製作者の指定空気圧を基準とし、上表の範囲内で調整、管理してください。
JATMA 発行「自動車用タイヤの選定、使用、整備基準」より
バルブコア・キャップの点検
- バルブコアから空気漏れが無いか、必ずチェックしましょう。
- 新品タイヤには新品バルブコア(新品チューブ・フラップ)を装着しましょう。
- バルブキャップは必ず装着しましょう。