タイヤ事業に関してですが、「値上げの浸透」「販売MIXの改善」「拠点整備／拡充」をポイントとし、従来からの計画を着実に進めるとともに、新たな活動にも取り組んでまいります。

まず、値上げに関してですが、国内では4月の値上げ後も天然ゴム相場が高値水準で推移し、石化系原材料価格も記録的な原油高による高騰を続けたことから、9月に今年2回目となる値上げを実施しました。また海外でも、地域／品種ごとに実施している値上げの浸透を図っています。

原材料高騰の影響は2003年より続いており、昨年度までに値上げでカバーできているのは6割程度です。今後も、原材料価格は不安定な状況が続くことが予想されるため、生産性の向上やコスト削減などの内部改善を継続するとともに、引き続き値上げの浸透を進めてまいります。