2016 JGC Round 7-8 Summary Report

【全日本ジムカーナ選手権 第7戦~第8戦】

「ADVAN A052」がPN部門で強さを見せた終盤戦、
PN2クラスでシリーズチャンピオンを獲得!!

  • ■全日本ジムカーナ選手権 第7戦/恋の浦
  • 開催日程  2016年9月10日-11日
  • 開催場所  スピードパーク恋の浦 (福岡県)
  • 天候/路面  晴れ/ドライ
  • 参加台数  98台 (ヨコハマタイヤ装着車 18台)
  • 2016 全日本ジムカーナ選手権 第7戦

    カレンダーは9月に入ったものの、第7戦が開催された福岡県のスピードパーク恋の浦は残暑の中での一戦となった。決勝が行われた日曜日は朝から快晴、玄界灘を望むコースは正午を待たずして気温が30℃を超える真夏日となった。

    そんな恋の浦で、公開練習から好調な走りを見せていたのが、PN1クラスの小林キュウテン選手(ロードスター)。過去、Dクラスで不動の王者として知られた小林選手は今シーズンから新たなチャレンジをスタートさせているが、本大会を前にマシンのセットを全面的に見直した上、Dクラス時代を通じてこれ以上無いと本人が語るほどに練習を重ねて臨んだ。

    その結果、公開練習でベスト3を独占したヨコハマタイヤ勢のトップに立ち、決勝でもパイロンタッチに泣いた箕輪雄介選手(スイフト)と斉藤邦夫選手(ロードスター)を寄せつけず、4年ぶりに全日本ジムカーナ選手権の優勝を飾ることに成功した。

    また、PN2クラスでは片山誠司選手(シビック)が、前戦のツインリンクもてぎに続いて優勝。PN4クラスでも岡野博史選手(WRX STI)がVAB型のWRX STIにとって初めてとなる3位表彰台を獲得、今回も「ADVAN A052」は速さと強さを見せた。さらに「ADVAN A050」装着選手がしのぎを削り合う改造車部門でも、SA1クラスの若林隼人選手(CR-X)が連勝を飾ってチャンピオン獲得に大きく一歩近づいた。





  • ■全日本ジムカーナ選手権 第8戦/イオックスアローザ
  • 開催日程  2016年10月8日-9日
  • 開催場所  イオックスアローザ・スポーツランド (富山県)
  • 天候/路面 雨 時々 曇り/ウェット&ドライ
  • 参加台数  155台 (ヨコハマタイヤ装着車 43台)
  • 2016 全日本ジムカーナ選手権 第8戦

    今シーズンは美川、もてぎ、そしてこのイオックスアローザと、フルパイロン戦が3大会設けられた全日本ジムカーナ選手権。2年ぶりの全日本開催となるイオックスアローザ・スポーツランドは、スキー場の駐車場というロケーションにコースやパドックが設けられる。会場の施設が充実している点も選手やギャラリーから好評で、今年も最終決戦を生で観戦しようという多くのファンが会場に足を運んだ。

    しかし、今年のイオックスアローザは気まぐれな空模様が選手たちを翻弄した。日曜日は早朝から雨が降ったり止んだり、路面コンディションも完全なウェットからドライまで、クラス間や出走順によって状況が猫の目のように変化したのである。

    そんな中で繰り広げられたチャンピオン争い、まずは「ADVAN A052」を装着するPN2クラスの片山誠司選手(シビック)に注目が集まる。ウェットとなった第1ヒートはまさかのパイロンタッチでペナルティを受けてヒヤリとさせた片山選手だったが、ドライに転じた第2ヒートではしっかりと3番手タイムを叩き出して表彰台を獲得。この結果、シリーズチャンピオンの栄冠を手中におさめることに成功した。

    SA1クラスは、若林隼人選手(CR-X)と志村雅紀選手(シビック)というヨコハマタイヤ勢同士の一騎討ち。条件的には若林選手に分が有ったが、その上で若林選手は志村選手をおさえて3位表彰台という結果を残し、こちらも念願のシリーズチャンピオンに輝いた。