2015 JKC KF Div. Round 7&8 Report

【全日本カート選手権 KF部門 第7戦&第8戦/SUGO・西】

厳しい展開となったSUGOラウンド、
我慢の力走を見せた三村選手が2レースともに完走!!

JKC KF Division Round 7&8

開催日 2015年9月12日-13日
開催場所 スポーツランドSUGO・西コース
(宮城県)
天候 晴れ
路面 ドライ
決勝周回数 28周
参加台数 23台 (ヨコハマタイヤ装着車 2台)
2015 JKC KF Div. 第7&8戦

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2015年のAUTOBACS全日本カート選手権、KF部門の第7&8戦が宮城県のスポーツランドSUGO・西コースで9月12日~13日に開催された。レースウィークに入り、日本列島には台風18号から変わった温帯低気圧と台風17号が接近。これらの影響で北関東や東北では記録的な豪雨を記録するところもあり、各地に甚大な被害をもたらした。

スポーツランドSUGOの周辺でも土砂崩れなどにより交通が遮断される被害があり、レースの開催が一時は危ぶまれた。しかし週末に向けて天気は回復傾向となり、土日ともに小雨が降ることはあったものの大きく天気が崩れることはなく、レースはドライコンディションで行われた。

ヨコハマタイヤ勢は前戦の茂原に引き続き、三村壮太郎選手(MAD-CROC Karting)と清原章太選手(ADVAN HIROTEX)が参戦した。

土曜日の午後に行われたタイムトライアルは、7分間のセッションにおけるベストタイムで競われる。上位を獲得するべく走行を開始した両選手であったが、コーナーでマシンが跳ねる現象に苦しめられてしまい、ボトムスピードを上げることが出来ない我慢の走りに。リザルトは三村選手が21位、清原選手は23位となった。

その後、第7戦の予選ヒートが行われ、三村選手は17位、清原選手は22位という結果に。

第7戦の決勝は28周、三村選手は「スタートは得意」と語った言葉通りに抜群のスタートを決め、2コーナーをクリアする時点で14番手まで順位を上げる。コーナーで跳ねる現象への対策を施したセッティングでさらにポジションアップを試みたが、レースペースが思うように上がらず、三村選手は16位でフィニッシュ。一方の清原選手は、22位という結果になった。

第8戦も、第7戦と同じ28周で競われる。三村選手は14番手からレースをスタート、夕方という時間帯ゆえに気温/路面温度も低くなった中で力走を見せる。レースウィークを通じたすべてのセッションにおいて、最もタイヤのパフォーマンスを発揮するコンディションとなる中、レースペースも改善した三村選手が追い上げを見せて、スタートから1つポジションを上げた13位でチェッカーを受けることに成功した。

DRIVER VOICE

三村壮太郎 選手 [MAD-CROC Karting]

【今回の成績 : 第7戦 16位 / 第8戦 13位】
タイムトライアルでは自身ワーストの順位となってしまうなど、とても苦しみました。コーナーで車が跳ねてしまうという症状が出ていたので、いろいろとセッティング変更を試み、第7戦の決勝ではいくらかは改善することができましたが、順位を上げることはできませんでした。第8戦の予選、決勝ともにそのセッティングをベースに進めました。決勝では気温が低くなったこともあってタイヤが機能してくれるようになりましたが、ポジションを大きく上げることはできませんでした。今回の問題点はわかっているので、しっかりと改善して次戦鈴鹿に繋げていきたいですね。

清原章太 選手 [ADVAN HIROTEX]

【今回の成績 : 第7戦 22位 / 第8戦 リタイア】
レースウィークを通して厳しい展開となってしまいました。そんな中でも少しでも順位を上げるべく、レーススタートでは集中してうまく決めることができましたが、もっと前からスタートする必要があるので、タイヤ開発の必要性を感じています。タイヤテストでは着実に前進していますので、しっかりと結果に繋げていきたいと思います。