2008年度通期の経常利益段階の増減要因です。経常利益は175億円の見通しで、減益要因393億円、増益要因317億円で、前期比77億円の減益を予想しています。

減益要因です。原料価格は若干落ち着きを取り戻したものの、一時期の高値の影響から226億円のマイナスを見込んでいます。内訳は天然ゴムがマイナス101億円、合成ゴムがマイナス49億円、配合剤がマイナス51億円、金属がマイナス29億円で、繊維他がプラス4億円です。会計処理の変更では、耐用年数の短縮と棚卸資産の評価減で14億円のマイナスです。販管・営業外は販管が53億円のマイナス、営業外は14億円のプラスとなる見通しです。為替差は円高の進行が懸念されるため、114億円のマイナスを予想しています。

増益要因です。販売（価格・数量・ミックス）は297億円の見通しです。内訳は値上げが219億円、数量・ミックスが78億円です。さらに各種改善によるコストダウンを20億円と見込んでいます。