2016 TOKYO AUTO SALON (2)

愛車のカスタマイズ&ドレスアップ、その第一歩とも言えるのがホイールとタイヤを好みのものに交換すること。中でもアルミホイールは多種多彩なアイテムがマーケットに流通しており、その中からお気に入りの一点をチョイスするのも楽しみのひとつである。

ただ、ホイールは自動車にとって走行性能を司る重要な機能パーツのひとつ。ついデザインや価格を選択のポイントに置いてしまいがちであるが、そこは機能パーツとしてのポテンシャルもしっかり見極めたいところ。ヨコハマタイヤのアルミホイールは、機能とデザインと高次元で両立しており、そのパフォーマンスと高い品質には定評あるところ。今回の東京オートサロンでも、お馴染みの壁面を使った展示を行い、多くの来場者の皆さんがその高い品質を確かめていた。


今年もハイセンスにまとめられた、ヨコハマホイールブース

シックなモノトーンの色使い、壁一面にディスプレイされたラインアップ。ヨコハマホイールのブースは、今年もお馴染みのハイセンスなコーディネートで東京オートサロンの会場において一際存在感を見せていた。このブースでは、2016年のニューアイテムとして4商品を発表。3台のデモカーを展示した。

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ニューアイテムの4商品は、それぞれのデモカーに装着して展示。“ピュア・レーシング”なポルシェ・911(タイプ991)、モータースポーツでも活躍しマーケットでも世代を問わず人気を集めているトヨタ・86、およそ20年ぶりに復活した軽自動車オープンであるホンダ・S660という、いずれも個性的で優れたドライバビリティを有するモデルたち、その足元を支えるヨコハマホイールのラインアップ。

会期中を通じて多くの方々が足を運ばれ、ヨコハマホイールのセンス溢れるデザインと機能性の高さを実感されていた。また、国内外から来場された多くのメディアも取材に訪れ、あらためてヨコハマホイールの孤高とも言える機能美と高品質をハイレベルでバランスしたクオリティに注目が集まっていた。


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ブース展示車両

PORSCHE 911 GT3(Type 991) × ADVAN Racing GT for PORSCHE

2012年4月にADVAN Racingシリーズの新しいフラッグシップとして登場した「ADVAN Racing GT」。ブランドとして2作目となる金型鍛造1ピース構造を採用、リムの深さを限界まで落としこんだ5本スポークのデザインが、多くの人々を魅了した。2013年にはトップスペックを求めるユーザーの声に応えて「Premium Version」を追加するなど、最高の性能と品質を求めて進化を続けている。

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そんな「ADVAN Racing GT」に、待望のポルシェ専用サイズが登場。世界的にもスポーツカーの代名詞的な存在とも言えるポルシェ、その走りを支えるホイールとして最新の純正サイズに合わせた20インチとし、991型の911をはじめ新型ケイマン・ボクスター、パナメーラ、さらには991型GT3と991型TURBO-Sに対応させたセンターロックもラインアップに加えている。

センターロックはポルシェ純正のシステムに完全対応、オプションの大口径カーボンブレーキにも対応している。よりコンケイブの迫力を生かしたデザインとしているが、専用デザインを採用するために鍛造金型を新作した。このことからも、“for PORSCHE”の本気度を垣間見ていただけるのではないだろうか。

【装着ホイール】ADVAN Racing GT for PORSCHE
【ホイールサイズ】Fr) 20×9.0J INSET +49 Center Lock / Re) 20×12.0J INSET +44 Center Lock
【ホイールカラー】RACING RED (Photo)

TOYOTA 86 × ADVAN Racing RS-DF Progressive / ADVAN Racing RG-D2

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RSシリーズで初となる金型鍛造製法を採用した、1ピース10本スポークホイールが「ADVAN Racing RS-DF」。WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)でも使われているRSシリーズ、そのラインアップに今回加わるのが「ADVAN Racing RS-DF Progressive」だ。最大400mmという大径ローターのブレーキ・システムにも対応したレーシングリム・プロファイルが、高いポテンシャルの一端を現していると言える。

デザインは10本スポークを基本に、側面のサイドカットに継ぎ目無くえぐり加工を施した最新バージョンの「アドバンスド・サイドカット」を採用。10本スポークならではの優れた応力分散性能を生かし、デザイン性と軽量性で大きなアドバンテージを得ている。

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一方、ADVAN Racing RG-Dの後継として、5年ぶりのモデルチェンジとなったADVAN Racing RG-D2。ステップリム形状+3種類のスポークコンケイブを持つ6本スポークホイールとして新たにデザインし直されたルックスは、原点回帰とも言えるデザインアプローチに、最新技術とトレンドを巧みに融合させたものとして高い完成度を見せている。

伝統の6本スポーク側面には「アドバンスド・サイドカット」を採用。さらに18インチにして400mmローターサイズのブレーキ・システムにも対応しており、今回のモデルチェンジではそのコンセプトを今まで以上にスポーツユースに主眼を置いたものとしている。

【装着ホイール】Left Side) ADVAN Racing RS-DF Progressive / Right Side) ADVAN Racing RG-D2
【ホイールサイズ】18×9.5J 100-5-40
【ホイールカラー】MACHINING & RACING HYPER BLACK
【装着タイヤ】ADVAN A050
【タイヤサイズ】265/35 R18

HONDA S660 × ADVAN Racing RZⅡ

今回の東京オートサロンにおけるヨコハマホイールブースにおいて、ある意味で最も注目を集めた展示車両がこのホンダS660。なぜなら、ヨコハマホイールブースとして、初めてのKカー展示となったからだ。1990年代にホンダをはじめとした各自動車メーカーからKカーのスポーツモデルが続々とリリースされて一斉を風靡したが、今回の660はホンダにとってもBEAT以来およそ20年ぶりの軽自動車オープンモデルとして注目と人気を集めている。

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こうした時代の流れを受けて、ADVAN Racing RZⅡに15/16インチモデルのラインアップが加わった。ADVAN Racingブランドとして初めてのKカー対応ホイールだが、5Jや5.5Jという幅の狭いサイズで可能な限りスポークコンケイブを追求したデザインを実現している。つまり、ADVAN Racingのダイナミックなデザインという基本コンセプトをしっかり踏襲し、一切の妥協を排した仕上がりとなっているのだ。

アドバンスド・サイドカットや段付形状スポーク、フランジ最外周部のダイヤモンド切削加工などは、17インチ以上のADVAN Racing RZⅡから引き継がれている。そしてカラーバリエーションも、17インチ以上のサイズと同じものを設定。まさに、ADVAN Racingが全力で開発したコンパクトカー用ホイールと言える存在なのである。

【装着ホイール】ADVAN Racing RZⅡ
【ホイールサイズ】Fr) 15×5.0J 100-4-38 / Re) 16×7.0J 100-4-42
【ホイールカラー】RACING HYPER BLACK & RING
【装着タイヤ】ADVAN NEOVA AD08R
【タイヤサイズ】Fr) 165/55R15 / Re) 195/45R16