2016 TOKYO AUTO SALON (4)

織戸学選手に東京オートサロンの会場でお話しをお聞きした、スペシャルインタビューの後編。

チャレンジングな織戸選手、2016年のモータースポーツ活動や新たな取り組みについてお聞きした。


織戸選手が提案する充実のカーライフ

織戸選手が自らのレーシングドライバーとしての経験も活かして、シミュレーターを体験できるお店を運営していたことは広く知られている。装置は本格的なもので、アマチュアのみならずプロのドライバーも通い、シミュレーターでの経験を実際のレースにフィードバックさせてきている。そんなお店がこのたびリニューアルして、車そのものを手がけるガレージ機能も加わった。

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「そうなんです、シミュレーターをやって来て、その制作・販売もしています。その制作工場を作りたいという事情があったのですが、最初はそこで車そのものをどうこうするという考えはあまりなかったんです。でも、元々はクルマ屋さんもやりたかったので、どうせやるのなら全部をひとつにした場所を作ろう、という思いになって。たまたま広くて良い場所があったので、一緒にD1グランプリなんかをやってきたメカニックも集めて、やろうという話しになりました」

新たにオープンしたガレージ。そこで織戸選手はさまざまな提案をしていきたいという。

「やっていきたいのはチューニングに限らず、トータルでクルマ遊びを提案したいですね。それはひとつがシミュレーターであり、そしてチューニングであり、ドライビングアドバイスでもあり。僕自身がアドバイザー的な立場で、いろいろな相談をみなさんから受けられる場所にしたいですね。だから客層も別に限っているわけではなくて、スポーツカーからミニバンまで、色々なユーザーに来てほしいんです。あとは、MAX★ORIDOタイヤを作って、そこで販売したいですね。イメージは初期のADVANを復刻させる感じで。旧車ブームだから、ウケると思うんですよ(笑)」


【LINK >> 130R YOKOHAMA (織戸選手が運営するシミュレーター/ガレージ】


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“MAX★ORIDO”が魅せる、2016年のさらなる飛躍!!

2016年の東京オートサロンでは、織戸選手と建築会社が共同開発したガレージホームがブースとして出展されていた。このガレージについては、織戸選手のアイディアや夢がたっぷりと詰め込まれたものなのである。

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「オートサロンでブース展開もしましたが、今年から家やガレージの開発についてもアドバイザーとして関わることになりました。クルマで遊んでいる人が、より充実したカーライフを楽しめるガレージを提案していきたいですね。家を建てる時に、限られた空間の中でどんなガレージを作ることが出来るのかというのがポイントです。僕自身の家もガレージは住宅の一部となっていて、ガレージから直接家にあがえるようになっていますし、リビング的な場所からガレージの中が見えるようにしています。あと、大きなこだわりは木製のシャッター。これをリモコンでピピッとやってクルマで簡単に出入りできるのがいいんですよ」

自ら運営するシミュレーターも楽しめるガレージ、そして多くのクルマ好きに提案する豊かなガレージライフ。織戸選手自ら「レーシング・ビジネスマンとして活躍していきますよ」と語る2016年だが、もちろんモータースポーツ活動にも注目してほしいと言う。

「2016年もSUPER GTの300クラスとGAZOO Racing 86/BRZ Raceに参戦する予定です。GT300は新車になる予定ですし、86/BRZもより良い体制で臨むことが出来そうです。詳しいことはもう少ししたら発表しますが、もちろんダブルチャンピオンを狙っていきますよ!! 47歳のオッサンがチャンピオンを獲ったら、格好いいじゃないですか。それは狙っていけると思いますので、ぜひ期待してください。まだまだ元気にバリバリとやっていきますので、MAX★ORIDOの活躍を見届けて応援お願いします!!」



レーシングドライバーとしてはベテランの一人に数えられる織戸選手。しかしそのアグレッシブなチャレンジは、サーキットに留まることなくまだまだ飛躍を続けること間違いなし。2016年も、織戸選手のさらなる活躍には、大いに期待が高まるところだ。