2023年7月15日
ショップブログ
ローテーションってした方が良いの?③
やっとかめ!
3週間ぶりの続きです

ローテーションのデメリットはあるのか?
今回はローテーションにデメリットがあるのかを考えてみます。
結論から言ってしまえば
有ると思えば有る
です。
いまいち、はっきりとしない答えだと思われるでしょうが、実際問題としてローテーションを行う事によって起きてしまう”ある事”をデメリットと思う人とデメリットとは思わない人が居るからです。
そして、一般ユーザー層にはそれをデメリットと思う人は少ないと言っていいでしょう。
何故そう言えるかといえば、実際僕がこの16年間タイヤ屋さんの現場に居て、幾百幾千のお客様と出会って、これをデメリットとはっきり言った人は一人もいなかったからです。
そろそろもったいぶらずに、答えを言いましょう。
ローテーションのデメリットは何か?
それは、
タイヤの摩耗状況から車両足回りの状態を診断できなくなる
です。
4隅のタイヤの摩耗状況は車の健康バロメーター

タイヤは使えば減るものなのですが、減り方も色々あります。
その中で「偏摩耗」と呼称される減り方があります。
偏った(かたよった)摩耗と書いて、偏摩耗です。
つまり「タイヤが綺麗に減ってないですよ」という事です。
そして、それには必ずそれぞれに原因や要因があるんですが、
もし、この要因・原因を調べたり直したりしたいと思うのであれば
無暗にローテーションするのは悪手ということになります。
何故ならば、ローテーションしてしまうと『その偏摩耗が前後左右の何処で起きているのか?』がよく分からなくなってしまうからです。
この概念は、特に昔から前後バランスの良好なFRのスポーツカーとかスポーツセダンなどで時々言われたりしていました。
FFの車だとタイヤ摩耗は前輪にばかり集中しますが、前輪の傍にエンジンがあって後輪を駆動するFRの車はタイヤへの負荷が前後に分散されるため、FFほどにはタイヤ摩耗が前輪に偏りません。
そのためローテーションをしなくてもFFほどには不経済にはならず、そして僕の統計感覚的に今の時代に乗用車でFR車をわざわざ選ぶ人というのは、比較的車に対して愛着を持っている人です。
そうした人たちは、世の一般的なユーザーよりも、自身の愛車の状態への関心が強い為、無暗なローテーションは『せっかく愛車の状態を知る情報を台無しにしてしまう行為』と言えるかもしれません。
ですが、そのデメリットであればやりようはあります。
次回へ続きます








