2022年6月19日
ショップブログ
作業事例 「ホンダ S660 アライメント調整」

ホンダ S660のアライメント調整作業事例です。
お客様がアライメント作業をご希望される動機は
「足回り一式を全て交換して、アライメントが大きくズレているため」
です。






今回のお車は、単純に車高調を装着しただけではなく、リアのサスペンションアーム類も社外品に交換されていました。

結論から書くと、お客様の仰るとおりにトーはなかなか激しい数字になっていました(笑)
でも、キャンバーは左右ばっちり揃えてましたね。
○リア
ミッドシップで脅威のリア超トーアウトです。
普通の車高ダウンによるロールステア変化では考えられないので、アーム交換による影響でしょう。
僕はこの状態のミッドシップマシンに高速サーキットでは絶対に乗りたくないです(笑) できれば公道も遠慮したいです・・・でも、速度域が低くてかつエスケープゾーンがたっぷりあって安心安全な鈴鹿南コースで貸切なら、一度乗ってみたいかもしれませんww
○フロント
こちらも超トーアウトですが、こちらはフロントなので元々のロールステアでこのように動いている可能性もありますね。リアのように社外アームでもないですし(そもそも構造的にもこの形状のロアアームを社外で作る難易度がリアとは雲泥の差がありますし)



アライメント調整前の事前試走では、この車はハンドルを真っ直ぐにした時に右に流れてゆく傾向が出ていましたが、測定結果からもその現象の裏打ちができました。
ということで、前後のトーを調整します。
リアのトーロッドは元々の純正調整機構がロッドのピボットにあって、ここはオーソドックスな偏芯カムを回す事でトーの調整ができます。
そして、この車はターンバックル構造の社外品に交換されているため、ロッドそのものの伸縮でも調整が出来てしまいますが、ここで左右差を合わせてしまうのはよろしくありませんよね。
何故ってそれだと左右でロッドの長さが不均等になってしまうってことですから、基本的にはロッドの長さは左右ぴったりにして、左右差の調整は純正機構のピボット部で行います。
今回はターンバックル部は調整する必要性が無かったので、ピボット部のみで調整しました。
(なお、社外品によって純正には無い部分で調整する場合は調整料金が異なります)
調整作業はいつものスタッフYさんです。
今回もばっちり揃えて頂きました。



ちなみに、今回のアライメントのご注文で一番驚いた出来事がなんだったかというと
「当店に来るまでに3つのお店でアライメント調整を断られた」というお客様のお話でした。
ある店舗ではそのお店で買ったタイヤを装着した車しか受け付けないと言われたそうです。
でも、アルミホイールはそのお店で買ったんだとか(笑)
またあるお店は「スポーツカーは出来ません」と言われたそうです。
でも、スポーツカーをやらないんだったら、その超高価なデジタルテスターはいったい何の為にあるんだろうと首を傾げてしまいます…
(もしかしたら、そのお店は「改造車は出来ない」と言いたかったのかもしれませんね)
まぁとはいえ、当店だって出来ない事もありますし、深い事情も知らずに他所のお店のことをとやかく言うのもよくありませんので、今回もこれまで通りに当店のアナログアライメントと巷のデジタルアライメントの違いをしっかり説明し、うちが出来る事と出来ない事をご理解頂いた上で、アライメント調整を行わせて頂きました。
ご用命ありがとうございました。
■アライメント作業料金(ホンダ S660)
・前後トー調整(一般国産車) ¥8,800
合計 ¥8,800








