2021年4月11日
ショップブログ
作業事例 紹介シリーズ 「ボルボV60 アライメント調整 後編」
このお話は後編です。前編をまだご覧になられていない方は、そちらを先にお読みください。

ボルボのアライメント作業を翌日に控えたある日の晩、僕はアライメント作業担当のベテランスタッフYさんに尋ねました。
「ねぇYさん、もし、この工具が要ったら、店にある工具だけじゃお手上げってのある?」
そう、ボルボのような欧州車は必要になる工具が国産車とは全然違ったりするのが常識なんですよね。
だから、ボルボのアライメント調整はやったこと無い我々にとって最大の問題は、どんな工具が要るのか分からない事(笑)
たいがいの事はYさんは自前の工具でなんとかするんだけど、それでもこれだけは専門工具が無いとどうにもならないってのがあるのが自動車整備の世界です。
なので、そんなYさんにこれまでの経験上、今のうちの店にある工具では逆立ちしても回せないボルトやナットは何かと聞いたんです。
そしたらYさん、さすがでしたね。
「12角系」
と即答(笑)
ああ、たしかに・・・ あれは専門工具ないとどーにもなりません。



・・・ということで、その夜のうちに、僕が生涯一度しか使った事のないトリプルスクエアソケットと、あとついでにトルクス系のソケットやら何やらなマニアックな工具を個人ガレージに取りに来たのでした。
ココはお店からは30kmくらい離れた場所にあるので、当日になってから取りには行けませんからね。
さぁ果たして、このソケットの出番はやってくるのか?
現状、こいつがこれまでに外したボルトはたった1本
昔乗ってた(壊れてばかりでほぼ乗れてなかったが)986Kボクスター の、沢山あるトランスミッション連結ボルトの、たった1本だけのトリプルスクエアボルト。
2回目の出番は来るのか?(笑)

ちなみに、ここの部分に1本だけ使われていたボルトを外す為だけに買った工具です。後にも先にも、この工具を使ったのはこれっきりの横須賀ストーリー(`・ω・´)コレッキリーコレッキリーモウコレッキリーデスカー
ご注意:これらは店長Kの趣味の話で、当店ではこのような整備業務は行っておりませんのであしからず。
閑話休題
さて、結局このボルボがどうだったのかといいますと




店の工具だけで全然イケました(笑)
もちろん、レンチの頭のサイズは国産のソレとは違いましたけど、6角ボルトやナットであるのであれば、その辺のサイズはだいたいあります。というか、最近は国産車であっても欧州車みたいなサイズ使ったりしてますしね。そのあたりは工業製品のグローバル化が進んでるとでもいうのでしょうか。


今回の測定結果は全体的にかなり強めのトーインがつけられていました。
事前の試乗では、磐石のスタビリティって感じで、どこまでも真っ直ぐ走ってゆくような感覚があり、確かにこれならユーザーさんは何も違和感は無かっただろうと思えます。ですがトーイン付き過ぎです、そりゃ早期磨耗もするってもんです。
そんなわけで、付き過ぎなトーインを一般的な数字に是正し、調整後の試乗でも直進性に何も問題が無い事を確認してから納車させて頂きました。
これで、これまでのような早期磨耗は改善されるはずです。
ちなみに後日談として、この春このボルボのお客様が夏タイヤに履き替えにこられた時、秋までのトーイン過多で早期磨耗したタイヤ2本は新品交換させて頂きました。そして次冬用スタッドレスも超早期ご予約を頂き、アルミホイールを冬までお預かりさせて頂きました。(^^
アライメントが改善されたので、安心して新品タイヤが履けますね。
ご用命ありがとうございました。
■アライメント作業料金(ボルボV60 )
・4輪トー調整(輸入車) ¥11,000








