2021年4月10日
ショップブログ
今週のお題「JB23ジムニーに195R16装着」店長K
ジムニーに195R16のインチアップ(この場合ホイールではなくタイヤ外径のインチ)として、
195R16 X-AT
を装着させて頂きました。







タイヤの詳しいお話は、こちらの案件を担当したスタッフYさんが当番で書いた月曜日のブログを参照して頂くとして、僕からは違った角度でタイヤ(直径)インチアップについてのお話を書く事にします。
特にジムニーでは定番チューニングとなっているタイヤの大径化ですが、あまり知られていないかもしれない注意点があります。
それは、ブレーキの効きが弱くなってしまう事です。
何故そうなるか? というのは、結構簡単な理屈なのですが、まずはこちらの概念図をご覧ください。

左がノーマルのタイヤ。右が外径アップしたタイヤだと思ってください。(分かり易くする為に、かなり極端に描いてます)
AとA´はそれぞれのブレーキの力が働くポイントです。(ここでは便宜上『制動点』と呼ぶことにしましょう)
BとB´はタイヤの回転中心。
そして、CとC´はタイヤが地面と接してているポイントです。(便宜上『接地点』とでも呼びましょう)
A-BとA´ーB´はそれぞれ回転中心から制動点までの距離で、ブレーキが同じなので両者の距離も同じですね。
それに比べて回転中心から接地点までの距離であるB-CとB´ーC´は、タイヤ外形が大きいB´ーC´の方が長くなっている事が分かりますよね?
この二つのタイヤが同じ速度で走っていた時、いったいどちらのタイヤの方が回転を止めるのにブレーキの力が要るのでしょうか? そう、当然の事ながら右の大きなタイヤに決まっていますよね。
これが、タイヤの外径を元より大きくした時に、ブレーキの効きが悪くなる理屈です。
一般的に、タイヤを替えてもブレーキを換える事はしませんからね。
今回のように175/80R16から195R16に変える程度なら、比率的にもさほどの変化も感じないとは思いますが(特にX-ATの195R16は新型ジムニーでリフトアップしないでも入るように直径がそんなに大きくならないように出来てます)、理論的にはブレーキを変えないままにタイヤの直径を大きくしてゆくと、どんどんブレーキは効かなくなっていきます。
といっても、普通はそんなブレーキの効きがあきらかに悪くなるレベルのタイヤ大径化をしたら、タイヤハウス内に収まらず物理的に走れなくなるので、そんな事は早々起こりえないのですが、大きくリフトアップをするとそんなタイヤが装着できてしまいます。
ですから、ふつうなら装着できないような大きなタイヤにしちゃった時は、同時にブレーキも強化したほうが良いですし、ブレーキを強化しないのであればブレーキの効きが悪い自覚をもって、車間距離をたっぷりとって、ゆとりのある運転を心掛けましょう。
ちなみに
今回はタイヤの直径が大きくなるインチアップの話です。通常、タイヤのインチアップといえばホイールインチアップの事を指すのが一般的ですし、ホイールインチアップはタイヤの直径を変えないようにサイズ変更するのが鉄則ですので、今回のようなブレーキ能力の不足は起こりません。そこはご安心ください。








