三重工場(MP)
トラック・バス・RV車用を中心としたタイヤ製造
敷地面積264,000m2
従業員数1,358名(2025年12月現在)
所在地〒516-8530 三重県伊勢市御薗町高向1038番地
相談・苦情などの受付窓口業務課
TEL:0596-28-3151 FAX:0596-28-3156
工場長ご挨拶
速見 健(はやみ けん)
三重工場は、神都・伊勢の地に位置し、日本一の清流・宮川の流域という豊かな自然環境の中で操業しています。私たちはこの恵まれた自然を守り、地域とともに発展し続けることを使命として、日々活動に取り組んでいる工場です。
1998年にISO14001の認証を取得して以来、「トップレベルの環境貢献企業」を目指す横浜ゴムの中核拠点として、環境マネジメントシステムを基軸に全従業員参加による環境保全活動に邁進してきました。環境負荷の低減に向けた継続的な改善はもちろん、特に女性社員を中心とした「ムダ取り隊」による業務改善や、お客さま目線での製造現場づくりは、当工場が誇る特徴的な活動となっています。
地域との連携においては、2021年度より三重県度会町と「企業の森」活動の協定を締結しました。森の創生や水源確保を通じて、CO2削減、防災、生物の保護に尽力しています。また、自社においても2007年から「千年の杜プロジェクト」を開始し、これまで工場内に植樹した本数は31,327本に達しました。
また、当工場は清流・宮川の水資源の恩恵を受けて操業しております。「自然の恵みを日々活用させてもらっている私たちに何ができるか?」との思いで、2011年からは工場周辺の宮川水系3カ所において、社員自らが工夫を凝らし楽しみながら取り組む「生物多様性保全活動」を継続しています。さらに、2016年からは伊勢市と「環境教育に関する協定」を締結しました。市内小学校5校を対象に、工場見学や植樹体験、生物調査などを通じた環境授業を展開しており、次世代を担う子供たちへ自然の大切さを伝える活動を継続しております。
これらの長年にわたる継続的な活動が評価され、2022年 2月生物多様性に配慮した工場として一般社団法人「いきもの共生事業推進協議会(ABINC)」の「いきもの共生事業所®認証(ABINC認証)」を取得しました。2025年9月には、2030年までに陸と海の30%以上を保全する世界目標「30by30」の達成に向けた、環境省の「自然共生サイト」に認定されました。
2026年度も生物多様性の保護を軸に、豊かな自然環境や水資源を守るための計画を推進してまいります。これからも、地域に根ざした工場運営を目指し、皆さまに愛され、信頼される工場であり続けられるよう取り組んでまいります。
組織統治
コンプライアンス方針の徹底
横浜ゴムグループの行動指針と、コンプライアンスに関する相談窓口を周知するために、三重工場の従業員全てに「コンプライアンスカード」を配布しています。
また、管理職と労働組合代表が参加するコンプライアンス委員会を毎月開催し、職場点検結果の報告、情報共有、層別教育をしています。
組織の自浄機能
投書箱や労働組合の相談窓口を設け、従業員が気兼ねせずに、要望等を会社に伝えられるよう配慮しています。寄せられた要望には労働組合と協働で適切に対応しています。また、過去の教訓を将来に活かすべく、管理・監督者を対象にコンプライアンス教育を実施しています。このような取り組みを通じて健全な組織を維持できるように心がけています。
人権
人権教育
人権尊重の重要性を周知するために、全ての従業員にコンプライアンスカードを配布しています。
労働慣行
安全衛生の基本
三重工場では2006年にJISHA(中央労働災害防止協会)方式適格OSHMS(労働安全衛生マネジメントシステム)を認定取得し活動を推進してきましたが、国際的な規格に認証された、労働環境改善の意識が高い企業を目指し国内工場で初めて2024年7月ISO45001/JISQ45100の認証を取得いたしました。社会的な信頼性の向上や社員の満足度向上、市場競争力強化などにつなげることを目的とし、推進しています。
「働く人の安全と健康を確保することを全ての基本とし、労働災害の防止と心身ともに健康で快適な職場を実現するため、働く人の協議と参加で労働安全衛生マネジメントシステムを適切、効果的に実施運用し、一人ひとりが安全と健康を全てに優先する職場風土を築きます」を工場の安全衛生方針とし、活動をおこなっています。
安全な設備づくり
リスクアセスメントの手法による危険源の洗い出し・評価・改善を推進し作業エリアと危険源を隔離する等の対策を実施し、人にやさしい設備づくりを進めています。
安全な人づくり
安全はいかなる状況においても最優先すべき事項として取り組んでいます。
具体的には、集団指導から個人指導にシフトし、1対1安全教育、安全専念タイム活動、さらには公開作業観察で作業手順の見直しに取り組んでいます。
また、後継者育成はかかせない重要課題であり、各種研修を通じてレベルアップを図っています。
整理整頓の徹底とコミュニケーションの活性化により一人一人の心に迫った活動を実施しています。
生き生きと働ける職場づくり
職位や社員区分に関係なく、小さな事柄でも良いことについてはみんなの前で褒めて様々な表彰を行っています。また、失敗を恐れずに、チャレンジすることを奨励しており、現場から多くの提案がだされ改善が実施されています。
三重工場スローガン「毎日笑顔で我が家へ帰る」ためには従業員ひとり一人の「こころと身体の健康」が基本であるため、健康促進の取り組みとして健康アプリを活用しています。「ウォーキングイベント」を労使で企画し参加していただくことで楽しみながら自身の健康への意識や生活習慣病改善の取り組みを行っています。
また、伊勢市と連携し従業員への健康教育やウォーキングイベントを定期的に共同企画し実施しています。従業員自身、ご家族への健康を意識した活動を推進しています。
喫煙率低減の取り組みとして、構内禁煙Dayを毎月設定しています。
禁煙希望者をサポートする企画や外部機関によるセミナー等を実施し禁煙を推奨する活動を行っています。
従業員へのメンタルヘルス対策として職場環境の各種測定・改善を実施し、労使で効果の確認を行い、職場環境の更なる向上へ向け活動しています。また、従業員へのメンタルヘルスケアの推進として伊勢市健康課と連携しながら教育を実施しています。三重工場で働く従業員全員が「明るく楽しく元気よく」働ける職場づくりを推進しています。
障がい者雇用
2025年12月末時点の障がい者雇用人数は23名、雇用率2.6%です。近隣の特別支援学校等からの要望に応じ、適宜インターンシップを実施しています。2025年度は実施5回、計3名の学生が参加しました。今後も、雇用の拡充及び、雇用者が活き活きと働ける職場づくりに取り組みます。
環境
環境マネジメント
経営方針に示された「社会に対する公平さと環境との調和を大切にする」を規範として地球環境のために「未来への思いやり」を体現する、トップレベルの環境貢献事業所になります。
- トップのリーダーシップの下、全ての活動分野で環境へ配慮した施策に取り組みます。
- ステークホルダーとのコミュニケーションを深め、バリューチェーンとの協働を推進し地域貢献・社会貢献に努めます。
- 信頼される工場となる為に環境マネジメントシステムに従い適正に運用し、環境汚染・感覚公害の予防と化学物質管理による環境負荷低減を継続的に進め、環境リスクゼロを目指します。
- 関連する法規制及び協定等を順守し、継続的に環境改善活動に取り組みます。
- カーボンニュートラル実現に向けて、温室効果ガス排出量削減、省エネ活動、廃棄物の排出量削減等、脱炭素化施策を推進します。また循環型経済の実現に向けて資源の有効活用の推進をします。
- 生物多様性の保全活動で、伊勢湾につながる「地域の生態系と宮川流域」のかけがえのない自然の保護と再生に取り組むと共に、地域の環境活動に積極的に参画します。
- 神都伊勢の自然との融和を進め、工場で働く全ての人が地域から信頼される人を目指し、教育と啓発を行います。
- 住民情報を尊重し、改善を計画的に実行します。
- 環境方針を具体化する為、環境目的・目標を設定し、計画を立て実行します。
- 本方針は公開します。
2026年1月1日
横浜ゴム株式会社三重工場
工場長 速見 健
環境データ
温室効果ガス排出量の削減
温室効果ガス排出量
- 温室効果ガス(GHG)の算定方法:環境省・経済産業省発行の「温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル」に準拠しています。
また、電力購入からのGHG算定は、環境大臣公表の契約電力会社別実排出係数を使用しています。
資源の有効活用/廃棄物の削減
廃棄物データ
水使用量
水・大気・土壌への排出対策
水質汚濁にかかわるデータ
画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます
| 排 水 口 | 項 目 | 規制値 | 自主管理値 | 2025年度実績 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 平均値 | 最大値 | 最小値 | ||||
| 三重工場No.1排水 | pH | 6.0~8.0 | 6.5~7.8 | 7.1 | 7.4 | 7 |
| BOD濃度(mg/l) | 20 | 5 | 1.4 | 2.8 | 0.5 | |
| COD濃度(mg/l) | 20 | 5 | 1.7 | 2.5 | 0.6 | |
| SS濃度(mg/l) | 40 | 5 | 1.2 | 2 | 1 | |
| 油分濃度(mg/l)鉱 | 2 | 1.6 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | |
| 三重工場No.2排水 | pH | 6.0~8.0 | 6.5~7.8 | 7.2 | 7.3 | 7.1 |
| BOD濃度(mg/l) | 20 | 5 | 0.9 | 1.8 | 0.5 | |
| COD濃度(mg/l) | 20 | 5 | 1.4 | 2.2 | 0.8 | |
| SS濃度(mg/l) | 40 | 5 | 1 | 1 | 1 | |
| 油分濃度(mg/l)鉱 | 2 | 1.6 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | |
- 伊勢市公害防止協定
- 排水先 桧尻川
大気汚染物質(NOx、SOx)
画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます
| 項 目 | NOx | SOx |
|---|---|---|
| 排出量(t/年) | 43 | 17 |
| 施設名称 | 項 目 | 規制値 | 自主管理値 | 2025年度実績 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 平均値 | 最大値 | 最小値 | ||||
| 三重工場1号 コージェネレーション |
硫黄酸化物排出量(m3N/h) 窒素酸化物濃度(ppm) ばいじん濃度(g/m3N) |
3.4 100 0.05 |
1 90 0.01 |
0.4 18 0 |
0.52 26 0 |
0.367 11 0 |
| 三重工場2号 コージェネレーション |
硫黄酸化物排出量(m3N/h) 窒素酸化物濃度(ppm) ばいじん濃度(g/m3N) |
3.4 100 0.05 |
1 90 0.01 |
0.4 15 0 |
0.505 19 0 |
0.384 13 0 |
| 三重工場3号ボイラ- | 硫黄酸化物排出量(m3N/h) 窒素酸化物濃度(ppm) ばいじん濃度(g/m3N) |
1.0 130 0.1 |
1 120 0.01 |
0.0 74 0 |
0.0 95 0 |
0.0 53 0 |
| 三重工場4号ボイラ- | 硫黄酸化物排出量(m3N/h) 窒素酸化物濃度(ppm) ばいじん濃度(g/m3N) |
1.5 130 0.1 |
1 120 0.01 |
0 63.6 0 |
0 74 0 |
0 54 0 |
- 大気汚染防止法、伊勢市公害防止協定
化学物質の管理状況についての報告
工場で取り扱う全ての物質(原料・副資材・補助材関係)は、SDSで対象化学物質の有無を確認し、PRTR法で定められた量の取り扱い物質について年1回、国(県)への報告と安全性影響度評価を行っています。PRTR法に基づく取り扱い物質については、国内生産拠点の安全性評価表を参照ください。
また、化学物質管理レベル向上として、労働者の健康に悪影響をおよぼすおそれ、設備・機器の爆発や引火などのおそれ、環境リスクのおそれを化学物質リスクアセスメントで実施し、法規制順守の確認を実施しています。
生物多様性保全の取り組みについて
三重工場は、工場で使用する水を日本一の清流とも謳われる宮川水系より取水し、桧尻川へ排水しています。これら2つの河川や周辺に生息する生物への影響を低減することを目的に、工場周辺の3カ所を3つのチームで分担し活動を行っています。
チーム①: 工場敷地内の遊水地は、設備の冷却水や雨水が主な水源となっています。宮川水系の水辺環境に元々あった環境を再現するため、生き物や鳥類の調査と保全活動を行い、地域の児童たちに千年の杜植樹体験や生物多様性保全活動などの環境教育の場として提供しています。
チーム②: 桧尻川中流では、水質調査や河川清掃に加え、ミナミメダカや飛来するトンボ類の観察も行っています。調査の結果、工場の排水が水質浄化や魚類の生息環境の維持に貢献していることも確認されています。
チーム③: 大湊海岸は、三重県の絶滅危惧Ⅱ種に指定されているアカウミガメの産卵場所です。海岸の清掃活動やコマツヨイグサなど外来種の抜根作業を行い、在来海浜植物の保全と、産卵に適した砂浜かを確認するための状況評価(砂浜の長さ、砂の深さ)を行っています。
また、伊勢市との環境教育協定に基づき、毎年みなと小学校4年生を対象に、従業員による環境出前授業も行っています。
小学生の植樹体験
桧尻川での調査
大湊海岸出前授業
YOKOHAMA千年の杜活動
横浜ゴムは2007年からYOKOHAMA千年の杜活動を開始していますが、三重工場においても、育苗・植樹を推進しています。毎年、新入社員が入社記念の植樹を行っているほか、地域の小学生が工場見学の際に植樹体験し、三重工場の累計植樹本数は3万本を超えました。工場で植樹体験をした子どもが後年当社に入社した実績もあり、木々と子供らの成長を楽しみにYOKOHAMA千年の杜活動を行っています。これらの植樹は地球温暖化緩和や防災林、生物多様性保全に貢献しています。
騒音、振動、臭気について
騒音
工場敷地境界線(18カ所)にて管理を行い、月に1回自主測定を実施しています。また、年に2回工場敷地境界線(4カ所)にて外部業者による測定を実施しています。
振動
工場敷地境界線(14カ所)にて管理を行い、月に1回自主測定を実施しています。
臭気
工場敷地境界線にて、年に2回外部業者による測定を実施しています。成分試験結果に基づき、ダクト別に消臭剤・芳香剤を使い分け、対策をとっています。
過去よりの地域住民からの意見や情報と対応内容
年1回、工場近隣の住民の方と環境モニター向けに、域住民懇談会を開催しています。いただいたご意見は、社内で協議したうえで対応をしています。
住民からの意見等の情報は、タイムリーに対応し、地域住民とのコミュニケーションを大切にしています。
公正な事業慣行
新規取引先の認定
人権や各種法令順守、また安全、環境活動の取り組み等についてはガイドラインを設け、評価表に基づいて新規購買先採用認可手続きと面談をおこない、適正な取引先を決めています。
取引先とのコミュニケーション
取引先が組織している「五十鈴会」の事務局として、安全・環境についての工場方針の説明や勉強会を実施し、コミュニケーションを図っています。
また五十鈴会として勢田川七夕大そうじなどの地域ボランティア活動へ参加をしています。
消費者課題
製品・サービスの安全と品質
「お客さま目線で品質を追求する」を運営の柱とし、品質マネジメントシステムISO9001及びIATF16949をベースとした製品・サービスの継続的改善を進め、内部監査・外部審査によりシステムの有効性を定期的に確認しています。 全工程の品質保全活動おいては、「お客さま目線」を全員が意識・共有した上で、「品質=お客さまの安全・安心」の維持・向上を図るべく、継続した改善活動を進めています。
また、低燃費性能や摩耗寿命に優れるタイヤ、リトレッド性に優れたタイヤの開発・生産を積極的に進めることで、一般消費者から物流業界における環境負荷の低減を進めています。
コミュニティへの参画及びコミュニティの発展
地域社会とのかかわり
地域交流
以下の活動を通じて地域との交流を深めています。
2月8日 高向大社大祭参画
5月 3日 ふれ愛まつり
7月 1日 高柳夜店に出展
7月 19日 伊勢神宮奉納全国花火大会に協賛
9月 20日 御薗町ふれあい祭りに出展
地元社会人サッカークラブ「FC.ISE-SHIMA」へのバナーサポート
社会貢献
地域交流イベント「ふれあい祭り」収益金の一部を伊勢市社会福祉協議会へ寄付しました。
2025年度の献血は、1月・5月・10月に実施。実施人数計106名です。
近鉄伊勢市駅にAEDタイプ広告を設置。駅利用者の「もしも」の時の一役を担っています。
地域ボランティア
2月16日 美し国三重市町対抗駅伝走路補ボランティア
5月24日 ごみゼロ早朝清掃 外宮北御門広場周辺道路
7月6日 第30回勢田川七夕大そうじ
7月26日 大湊海岸清掃
10月5日 伊勢市環境フェア出展
11月14日 答志島奈佐の浜海岸清掃
12月3日 お伊勢さんマラソン給水ボランティア
施設開放
地域のサッカークラブ「伊勢YAMATO倶楽部」に工場敷地内のグラウンドを貸与しています。
また、ボイラー協会講習会からのご依頼に基づき、三重工場施設を提供してきました。
当該協会が教習設備を整備したことにより、この活動は区切りとしました。
環境活動
2025年 第18期千年の杜植樹活動 計6回
4月28日 企業の森植樹
5月12日 桧尻川・ほとす川清掃
5月29日 伊勢市大湊海岸清掃
11月19日 みなと小学校環境出前授業
2021年 いきもの共生事業所®認証(ABINC認証)取得
2025年 自然共生サイト認定
工場見学・説明会
2025年度も多くの工場見学の依頼をいただきました。企業数24社、小学校6校、その他9件の団体に来訪いただきました。工場見学をご希望される場合は下記へご連絡ください。
受付時間 月曜日~金曜日 8:00~17:00(年末年始、5月連休、8月連休を除く)
問合せ先 業務課庶務 杉原 TEL 0596-28-3151

