カスタムカーと関連製品の展示会として、世界最大級の規模に成長した「東京オートサロン」。アジアをはじめとした海外からの注目もますます高まる中、今年も1月15日(金)から17日(日)の三日間にわたって、千葉県の幕張メッセを会場として開催された。
前身の「東京エキサイティングカーショー」から数えて、今年で34回目となったオートサロン。金曜日と土曜日の公開を20時まで延長して、仕事や学校の帰りに見学する利便性も向上。こうした効果もあり、期間中の入場者は5年連続で過去最多を更新し、325,501人(事務局公式発表)を記録した。
今年もヨコハマタイヤブースは、精悍なRed in Blackを基調としてADVANのハイパフォーマンス性を全面にアピールした。ブースには「ADVAN Sport V105」を装着した2台のデモカーを展示。欧州と日本、それぞれで生まれたハイパフォーマンスカーのいずれにもマッチする魅力をお伝えした。また、このほかのADVANシリーズについて、競技で好成績をおさめているモデルを含めた全15種をフルラインアップで展示。中でも競技向けタイヤは目にする機会も少ないだけに、多くの来場者から注目を集めていた。
また、ブース中央には今年からヨコハマタイヤのワンメイクとなる、全日本スーパーフォーミュラ選手権のマシンを展示。こちらは伝統のADVANカラーをまとい、オールド・モータースポーツファンからも熱い視線が注がれていた。一方、SUPER GTからは2015年にシーズン2勝を飾った、GT300クラスの「B-MAX NDDP GT-R」を展示。こちらも、間近での記念撮影を楽しむ来場者が絶えなかった。
このほか、特にモータースポーツ関係者の注目を集めたのが、参考出品したスポーツラジアルタイヤのプロトタイプ。ターマック(舗装路)ラリーやジムカーナ競技などで“勝つ”ために生み出され、さらに環境性能も高めた新世代のスポーツラジアルのプロトタイプ「ADVAN A052」は、金曜日から会場はもとよりSNSなどのインターネット上でも大いに話題を集める存在となった。
2009年に、ポルシェから満を持してリリースされた4ドアモデル「パナメーラ」。その登場を待ち望んでいたファンからは期待と不安の両方が事前に聞かれていたが、実際にリリースされるとポルシェの名に恥じない完成度の高さ、そしてなによりこの車が単なるサルーンボディのポルシェではなく、他モデルと同様に世界トップレベルのパフォーマンスを有していることが喜びを持って世界中で受け入れられた。
2013年の東京モーターショーでワールドプレミアされ、2014年10月から日本での販売がスタートしたLEXUS RC。LEXUSとしてはSC以来となるクーペ専用モデルであり、ラインナップに共通するスピンドルグリルがLEXUSファミリーの一員であることをアピールした顔だちだ。そして流麗なシルエットのクーペボディは、自動車を知り尽くした大人たちを魅了しているが、“Fモデル”は単なる美しいクーペというだけではなく、メーカー自らもスポーツカーと言っているように世界的見ても卓越したパフォーマンスを有している。
今回のオートサロンでは新たなスポーツラジアルタイヤのプロトタイプを展示、ジムカーナやラリーなどのモータースポーツ関係者から大いに注目を集める存在となった。モータースポーツでは「勝つ」ことが宿命づけられるスポーツラジアルタイヤだが、その要素として重要なのが絶対的なグリップ力とドライバーの思いを路面に伝えるコントロール性能だ。
昨年、Twitterで大ブームが巻き起こった「ADVAN消しゴム」。ADVAN NEOVA AD08RとADVAN A050のトレッドパターンが表裏で再現されており、消しゴム本来の機能はそのままに、個性的なルックスが評判を呼んでいる。特にパターンが再現された両タイヤともに絶対的に高いグリップ性能が特徴となっているだけに、「滑らない消しゴム」として受験生へのプレゼントなどとして人気が高まった。
UPDATE : 22.Jan.2016