About 2016 Japanese Formula3 Championship


世界各地でシリーズ戦が展開されている、F3(フォーミュラ・スリー)。レースピラミッドの頂点に位置するF1(フォーミュラ・ワン)を目指す若きドライバーたちにとっては登竜門的な存在でもあり、飛躍を目指して切磋琢磨するドライバーたちがしのぎを削りあっている熱い舞台である。

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日本におけるF3シリーズが、全日本F3選手権。JAF(日本自動車連盟)の全日本選手権タイトルがかけられ、2016年は国内の主要サーキットを転戦して全8大会が開催されるカレンダーとなっている。なお、前述の通り若手育成もF3の役割となっているため、全日本F3選手権にはFIAスーパーライセンス所持者や直近2年間でのSUPER FORMULA等でのシリーズ上位獲得選手は出場することが規則で許されていない。

レースは1大会に、2または3回の決勝が行われる。それぞれの決勝に対する予選も行われ、シリーズポイントも決勝毎に付与される。選手権はドライバーのみならず、チームとエンジンチューナーの3部門で競われており、成績優秀者はシーズン終了後のJAFモータースポーツ表彰式で栄誉が讃えられる。また、選手権とは別にシリーズ統括団体である日本フォーミュラスリー協会が、F3-Nクラスを設定している。


タイヤ・インフォメーション

マカオ・グランプリをはじめ、海外のF3でもヨコハマタイヤはワンメイクサプライヤーをつとめてきたが、全日本選手権についても2011年からコントロールタイヤを供給し、2016年で6年目のシーズンを迎える。このワンメイクタイヤにも、オレンジオイルを配合して環境性能を高めたものが採用されている。

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タイヤサイズは、フロントが200/50VR13、リアは240/45VR13。シリーズに参戦登録した参加者は、ドライ路面用のスリックタイヤについて車両1台に対して最大37セット(148本)までが購入上限数とされ、ドライバー1人に対しても同様の上限が規則で定められている。これらにはマーキングが施されて厳密に管理される。

また、各大会での使用本数については、プラクティスセッションの開始から最終の決勝レース終了までの間で、1大会1または2レース制の場合スリックタイヤは最大2セット(前輪/後輪各4本)、3レース制の場合は最大3セット(前輪/後輪各6本)と定められている。

UPDATE : 29.Feb.2016