About 2016 Japanese Dirt-Trial Championship

JDC(全日本ダートトライアル選手権) 2016 Calendar

2016 JDC

JAF(日本自動車連盟)の、競技運転者Bライセンスを取得すれば参加出来るスピード行事。その中で舗装されていないダート路面を舞台に競われるのがダートトライアル、その最高峰に位置するのが全日本ダートトライアル選手権だ。専用のダートコースが会場となり、1台ずつが2回のタイムアタックを行いベストタイムで勝負を決する。

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路面がダートということで、勝負の鍵となるのが路面の見極め。2回の走行前にそれぞれ行う慣熟歩行では、各選手が歩いてコースをチェックし、路面状態にあわせたドライビングでテクニックを披露する。路面上の砂利の状態、路盤の硬さ、土埃防止のために行われる散水の影響、100台を超える出走による轍の掘れ具合など、さまざまな要素を見極めて、刻々と変化する路面状況に応じたドライビングとタイヤ選択が求められる。

2016年は北海道から九州まで全8戦のカレンダー。国内トップドライバーが繰り広げる、豪快かつ繊細なドライビングの競演が見る者を魅了するシリーズだ。車両の改造範囲に応じて最も改造範囲が厳しく制限されるPNから改造範囲の広いDまで6つの部門があり、さらにエンジン排気量などによる区分で全10クラスに分類されている。


タイヤ・インフォメーション

ダートトライアルでは、複数のダートタイヤからその時々の状況に応じたタイヤを選択して走行する。ヨコハマタイヤでは超硬質路面用の「ADVAN A036」、対応領域が広い「ADVAN A053」と「ADVAN A035」、軟質路面用の「ADVAN A031」をラインアップしている。

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おおむねドライ路面であれば、砂利が掃けた2ヒート目でタイムアップすることの多いダートトライアル。ここで「ADVAN A053」や「ADVAN 036」を状況に応じて使うのが、スタンダートなタイヤ選択のパターンである。全日本選手権では規則で1大会で最大8本を使うことが許されており、これは銘柄およびサイズの異なる組み合わせも可能。ただし同一銘柄は最大4本とされている。

会場毎の路面特性に違いのあるダートトライアルだが、ヨコハマタイヤではエンジニアやサービススタッフが選手の求めに応じてタイヤ選択などについてのアドバイスを行うことも珍しくない。全国のダートコースを熟知したスタッフは選手からの信頼も厚く、ハード/ソフトの両面でユーザーの戦いを支えている。

UPDATE : 29.Feb.2016