2015 JKC KF Div. Round 3&4 Report

【全日本カート選手権 KF部門 第3戦&第4戦/瑞浪】

タイムトライアルから大接戦となった瑞浪ラウンド、
ヨコハマタイヤ勢では三村選手が第4戦でポイントを獲得!!

JKC KF Division Round 3&4

開催日 2015年6月27日-28日
開催場所 フェスティカサーキット瑞浪
(岐阜県)
天候 晴れ
路面 ドライ
決勝周回数 22周
参加台数 23台 (ヨコハマタイヤ装着車 2台)
2015 JKC KF Div. 第3&4戦

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2015年AUTOBACS全日本カート選手権KFクラス第3戦、第4戦が岐阜県瑞浪市のフェスティカサーキット瑞浪で開催された。

レースウィークの天候は、金曜日は大雨となったものの、土曜日には天候も回復。土日と全セッションがドライコンディションで行われた。今大会は西地域シリーズとの併催となるため、土曜日に公式練習、タイムトライアイルまでを終了させる変則的な2日間開催で行われた。

土曜日の午後より行われたタイムトライアルは7分間走行したベストタイムで競われる。フェスティカ瑞浪サーキットは約200mの直線があり、アタック時に他のドライバーとの位置取りをうまくとればスリップストリームを使ってタイムを大幅に短縮できる。ヨコハマタイヤを装着する三村壮太郎選手と清原章太選手のふたりもベストな位置取りを模索しアタックに入ったが、トップからコンマ3秒の間に15台近くがひしめき合う大混戦となった結果、三村選手11位、清原選手18位でタイムトライアルを終えた。

翌日は梅雨を忘れさせる晴天に恵まれる中、午前中に第3戦の予選ヒートが行われ、三村選手15位、清原選手18位で終える。その後に迎えた第3戦の決勝は22周、レースウィークで課題であったグリップ不足とオーバーステアを補うためリヤシャフトをソフトからハードへ変更し臨んだ。それによりレースペースを上げることに成功した三村選手は5周目までに12位まで、清原選手も17位までポジションアップさせることに成功、タイヤの摩耗についても改善することが出来たが、レース展開に恵まれず、三村選手は13位、清原選手18位で第3戦を終えた。

第4戦も第3戦と同じ22周で行われた。第3戦でのセッティングを更に進化させた、前後のトレッド幅の変更とフロントの車高を上げアンダー傾向に変更し臨んだ両選手であったが、清原選手を不運が襲う。予選ヒートで前を走っていた選手がスピン、それを避けることが出来ずクラッシュしてリタイアとなっていた事で、決勝では最後尾よりレースをスタートすることに。タイヤも残っておりポジションアップを望めたが、決勝スタートでエンジンがかからずピットスタートとなってしまった。そこからも諦めることなくプッシュを続けて18位でフィニッシュ。三村選手はセッティングの方向性がはまり今大会で一番良いシャシーバランスで走行することが出来たことからレースペースもより改善し、結果大幅にポジションをUPしたことで10位に入りポイントを獲得することが出来た。

DRIVER VOICE

三村壮太郎 選手 [MAD-CROC Karting]

【今回の成績 : 第3戦 15位 / 第4戦 13位】
土曜、日曜とドライコンディションでの走行となりましたが、摩耗の心配はまったくなかったのですが、ライバルに比べてグリップが不足していました。終始グリップ不足に悩まされる展開となってしまい、思うようにペースを上げることができませんでした。第3戦ではマシンのセッティングをタイヤに合わせることができずに苦しいレースとなってしまいましたが、第4戦ではなんとかセッティングを合わすことができ、10位で入賞することができました。今回の状況ではベストの結果だったと思っています。次戦の茂原サーキットは勝利経験もあり好きなコースなので、今回の反省を活かして表彰台を狙います。

清原章太 選手 [ADVAN HIROTEX]

【今回の成績 : 第3戦 18位 / 第4戦 18位】
事前に行ったタイヤテストは充実しており、非常に良い感触が得られていました。そのテストを通して、今大会でベストと思うタイヤを持ち込みましたが、レースウィークに突入し、様々なラバーが乗り変化する路面に苦戦することとなり、思うようにペースを上げることができませんでした。TTでは位置取りが悪く、満足なアタックをすることができず後方に沈んでしまいました。あとコンマ1秒で大きくグリッドが変わっただけに悔やまれます。第3戦では、予選・決勝ヒートともにスタートで順位を上げることはできましたが、レースペースが上がらず、ずるずると順位を落としてしまうこととなりました。第4戦では、予選ヒートでクラッシュに巻き込まれたり、決勝ヒートではエンジントラブルでピットスタートとなってしまうなど、不運に見舞われてしまいました。諦めることなくプッシュを続けましたが、満足いく結果となりませんでした。今大会の反省点を踏まえ、再度タイヤテストの結果も振り、返りより良いタイヤを作りたいと思います。次戦は結果に繋げるよう努力していきます。