【GAZOO Racing 86/BRZ Race 第8戦/富士】
GAZOO Racing 86/BRZ Race Round 8
開催日 | 2014年9月20日-21日 |
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開催場所 | 富士スピードウェイ (静岡県) |
天候 | 晴れ |
路面 | ドライ |
決勝周回数 | 10周 (1周=4,563m) |
参加台数 | 86台 (ヨコハマタイヤ装着車 54台) |
シリーズも終盤に入る2014年のGAZOO Racing 86/BRZ Race。第8戦の舞台は富士スピードウェイ、今シーズン4回目のレースとなる。エントリー台数が多く集まる富士、今回は総勢91台が参戦。予選と決勝はともに2組に分けられるが、どちらも出走台数の多い賑やかさで、随所で激しいポジション争いが演じられることとなった。
土曜日にオンタイムの10時30分からスタートした公式予選。上空を雲が覆ってやや肌寒いコンディションの下、1組目では第4戦の富士を制している織戸学選手が2分05秒424でトップタイム、チャンピオンに王手をかけている谷口信輝選手はクリアラップを一度もとれなかった為に、0.002秒差の2番手となった。また、2組目では青木孝行選手が2分05秒452でトップタイム、両組ともにヨコハマタイヤ勢がリザルトの最上段に名を連ねた。
一夜明けた決勝が行われる日曜日は、朝から晴天に恵まれた。
ヨコハマタイヤ装着車がグリッド上位に並び、いよいよ注目の中で決勝Aレースがスタート。ここでポールポジションの織戸選手が出遅れを喫し、青木選手がトップ、谷口選手がそれに続いて1コーナーをクリア。さらにコカ・コーラコーナーで谷口選手が青木選手をかわし、じわじわと後続を引き離しにかかる。
しかし、4周目に100Rで発生したアクシデントによりセーフティカーが導入される。これにより谷口選手のマージンは帳消しとなったが、7周目のリ・スタートではセーフティカー導入前に2番手にポジションを回復していた織戸選手の追撃をかわしてトップをキープ。
谷口選手はそのままチェッカーまで逃げきり、優勝で今年のシリーズチャンピオンを獲得した。2位は織戸選手でヨコハマタイヤ勢がワン・ツー・フィニッシュ。開幕からの無敗記録も途切れることなく、8連勝を達成した。
また、決勝Bレースも松本晴彦選手が優勝、安藤正明選手が2位で、こちらもヨコハマタイヤ装着車がワン・ツー・フィニッシュを飾って強さを見せた。
シーズン途中でもバージョンアップ版や新製品が投入されている86/BRZ Raceのタイヤコンペティション。ヨコハマタイヤは今シーズン一貫してここまで同一商品で戦っているが、開幕から負け無しの8連勝を達成した。
シリーズチャンピオンも2戦を残して谷口選手が獲得したが、今回も決勝Aレース/Bレースともに好成績を残しており、プロフェッショナルからアマチュアまで、幅広い層のドライバーが優れたグリップ力とコントロール性で速さを見せられることの裏付けとなるリザルトとなった。