2014 GAZOO Racing 86/BRZ Race Round 6 Report

【GAZOO Racing 86/BRZ Race 第6戦/富士】

90台が灼熱のバトルを繰り広げた富士ラウンド、
ヨコハマタイヤ勢は決勝A/B両レースともに制してAレースは表彰台を独占!!

GAZOO Racing 86/BRZ Race Round 6

開催日 2014年7月26日
開催場所 富士スピードウェイ (静岡県)
天候 決勝Aレース:曇り
決勝Bレース:晴れ
路面 ドライ
決勝周回数 10周
(1周=4,563m)
参加台数 90台
(ヨコハマタイヤ装着車 51台)
2014 Gazoo Racing 86/BRZ Race 第6戦

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全10戦のカレンダーで競われている、2014年のGAZOO Racing 86/BRZ Raceもシリーズ後半戦に突入。第6戦は今季3回目となる富士スピードウェイを舞台に、スーパー耐久シリーズと併催で行われた。

レースウィークに入って関東甲信地区の梅雨明けが発表され、午前8時の公式予選開始時点で気温32℃、路面温度46℃という暑さになった富士スピードウェイ。全90台という今季最多のエントリーを集めた一戦は、暑さも見えない敵となりえる展開となった。

予選では2組で青木孝行選手がレコードタイムを更新する2分05秒813をマークして、決勝Aレースのポールポジションを獲得。3番グリッドには開幕戦を制している阪口良平選手、4番手には小河諒選手、5番手に菊地靖選手、6番手にも牧田克哉選手が陣取り、上位グリッドから多くのヨコハマタイヤ装着車がスタートを迎えることとなる。
一方の決勝Bレースも、森山鉄也選手がポールポジションを獲得。2番手には鳥羽豊選手がつけたほか、上位5台をヨコハマタイヤ装着車が独占した。

スーパー耐久の公式予選をはさみ、14時25分から決勝Bレースがスタート。森山選手はポールポジションから1コーナーを先頭で制すると、そのまま後続を引き離しにかかる。
そのままレースの主導権をガッチリと握った森山選手は、トップのポジションを脅かされることなく周回を重ね、10周のレースで2番手におよそ13秒の大差をつける独走でウィニングチェッカーを受けることに成功した。また、元プロ野球選手の山﨑武司選手もヨコハマタイヤを装着しての参戦が話題を集めていたが、こちらは37番手スタートからじわじわとポジションをアップ、30位でフィニッシュした。

決勝Aレースは15時30分にスタート。今季3勝を挙げている谷口信輝選手と前回の第4戦・富士を制している織戸学選手がともに欠場しているため、両選手が不在の間に誰が優勝を奪うのかも注目を集める中で決勝レースが始まった。

レッドシグナル消灯とともに各車が一斉に1コーナーへと向かうが、その1コーナーで先頭の青木選手は他車から追突されるハプニング。しかし、そこは冷静に対処した青木選手、マシンのダメージもほとんど無くトップを守りながら2コーナーへと向かう。

青木選手はオープニングラップからチャージ、3秒差をつけて2周目に突入。その後方は混乱模様となり、3番手スタートの阪口選手は他車との接触で順位を下げた一方、4番手スタートの小河選手がファステストラップを叩き出しながら2番手に躍進、さらに小河選手のチームメイトである菊地選手も3番手でこれに続き、ヨコハマタイヤ勢が上位争いの主役に。

このままレースは青木選手が序盤でリードを拡大し、余裕のレース運びで悲願の初優勝を飾ることに成功。小河選手、菊地選手がこれに続いてチェッカーを受けて、ヨコハマタイヤ勢が表彰台を独占。
これで開幕戦からのヨコハマタイヤの連勝記録は、6へと伸びる結果になった。

TECHNICAL INFORMATION

前戦の十勝とは打って変わって、気温/路面温度ともに高めに推移する夏本番を感じさせるコンディションでの一戦となった。
そんな中でヨコハマタイヤ装着車が予選でコースレコードを更新。決勝でもA/B両レースを制してAレースでは表彰台独占の活躍を見せたことは、幅広いコンディションで高いポテンシャルを発揮するヨコハマタイヤのパフォーマンスを、遺憾なく見せつけた結果だと言えるだろう。