経常利益の57億円増益の要因です。為替円高は、営業利益に対して86億円の悪化要因となりました。原材料価格は大幅に低下し、198億円の増益要因となりました。内訳は、天然ゴムで81億円、合成ゴムで69億円、配合剤で38億円、その他で10億円です。
操業度は89億円のマイナスでした。販売要因は140億円のマイナスで、内訳は値上げがプラス70億円、販売量減の影響がマイナス179億円、ミックス悪化がマイナス31億円となっています。期前半の需要低迷が大きく影響していますが、第3四半期は若干改善傾向となっています。なお、販管費削減は為替の影響を除くと117億円のプラスでした。
ここまでが営業利益の増減となりますが、増益要因、減益要因を合わせるとほぼプラマイゼロとなり、営業利益は前年同期並みとなりました。為替を含んだ売り上げ減の影響を、原料価格と販管費の削減でカバーした形となっています。
営業外収支は先ほどご説明した通り、為替の影響が軽減され56億円の増益要因となっています。
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