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作業事例「スバル サンバー アライメント調整」

スバル サンバーのアライメント調整作業事例です。

お客様がアライメント作業をご希望される動機は
「フロントタイヤが内減りするため」
です。

今回のお客様はアライメント調整と同時にタイヤの交換もご注文頂きました。

当店のご利用は始めてとのことで、アライメントをやっている事によってインターネットで当店を見つけていただき、そのままタイヤもご購入して頂けるというのは、タイヤ販売店の当店にとって理想的です(笑)

当店のアライメントは、事前に必ず事前のヒアリングをさせて頂きます。
その中で、現状のタイヤ偏磨耗がアライメントによって改善する可能性があるかどうか?
という話や、その中で当店の2Dアナログアライメントと巷の3Dデジタルアライメント
の違いを説明させて頂きます。

スバル サンバーという車は、アライメントを考えた時に軽トラの中では特別な車で、リアのトーが調整できる構造になっています。

サスペンションの形式としてはセミトレーリングアーム式と呼ばれるもので、往年のネオクラシックと呼ばれている世代のFRセダンなどでは挙って採用されており、一時期は後輪駆動の車でとてもポピュラーなリアサスペンション形式でした。

それが故に、僕が持っているとあるアライメント教本では「リアの車高を下げるとリアトーはアウトに開く」なんて記述があったりもします。これはセミトレが主流だった頃の経験則で書かれている記述であろう事が予想され、もし今もその教本が重版されていれば、さすがに注釈が入ってないとまずい記述ともいえます。(現代の車でリアサスがバンプトーアウトになってたら、なかなかにRockな車です)

ちなみに、スバル サンバーはそのRRレイアウトに準えて「農道のポルシェ」などと呼ばれたりするのですが、そのポルシェもネオクラシックな時代まではセミトレでしたので「農道のポルシェ」とは、まさに言いえて妙だったわけです。(ミッドシップであるという事だけをもって「農道のフェラーリ」と自称するどこぞのド・ディオンアクスルとはモノが違うのです(笑)*1)


*1 ただし、フェラーリにもド・ディオンアクスルの車は存在する。

・・・話題がそれました。

結論から書くと、今回の車はフロントのトータルトーが20分ほどアウトになってる事が確認できましたので、フロントの内減りが起きた原因を裏付ける事が可能であり、これを調整する事によって改善は見込めます。

また、今回の事前ヒアリングで車が真っ直ぐ走っているかどうかを尋ねたところ「ハンドル真っ直ぐで右に流れる」という症状が出ている事も聞いていました。

ただ、車が真っ直ぐに走るかどうかというのはアライメント以外にもタイヤのコニシティの影響を受ける場合もあります。

そして、今回はタイヤ交換も同時にご注文いただいていたのでアライメント作業前の現状確認の試乗をタイヤ交換前と後の2回行う事にしました。

ちなみに、写真にあげている激しく内減りしたタイヤは既に取り外されて荷台に載せてもちこまれており、現状車に装着されていたタイヤはフロントがよく減ったスタッドレスで、リアがよく減った夏タイヤという状況でした。

まずはこの状態で行った1回目の試乗では、お客様の言うとおり車ははっきりと右に流れてゆきました。
ある一定の距離をハンドルまっすぐでゆっくり進むと、終着点では車が1台半分右にずれました。

次にタイヤを新品で4本交換後に同様のチェックを行うと、やはり右に流れるのですが少しばかり右流れの勢いは弱まり、終着点でのズレは1台分くらいになっていました。

サンバーのように、ホイールベースが極端に短い車というのは元々直進安定性があまりよくないのですが、タイヤの影響も色濃くうけるようですね。


また、リアのトーにも僅かですがズレが見受けられました。
左後はトーインなのですが、右後がトーアウトになっているので、リアトーだけで考えれば車体の鼻先が左を向いてしまう形になります。

ということで、せっかくのサンバーなので前後のトーを調整します。
できればリアトーはアウトになっている右をインに向かせたかったのですが、調整範囲の限界が0でしたので、それで左右のバランスを調整することにしました。

フロントはハンドルを真っ直ぐにすると、左が【真っ直ぐ】で右が【外側を向いて】います。これによってハンドルまっすぐで右に流れていく現象が起きます。実際にはハンドルを少し左に傾けて真っ直ぐ走る事になるので、真っ直ぐ走っている時は前輪のタイヤは進行方向に対して両方外を向いているわけです。

これをハンドルまっすぐで、左右の前輪がどちらも真っ直ぐ向くように調整します。

調整作業はいつものスタッフYさんです。

今回もばっちり揃えて頂きました。

ちなみに、キャンバー測定もしていますが、そちらは左右のバランスは特に問題ありませんでした。

調整後の試乗を行うと、調整前の試乗で車1台分右にずれていたのが真っ直ぐすすむようになっているのを確認できました。
上手くいきましたね。


ご用命ありがとうございました。


■アライメント作業料金(スバル サンバー)
・前後トー調整(一般国産車) ¥8,800