2022年3月27日
ショップブログ
作業事例 「スズキ ワゴンR アライメント調整」
スズキ ワゴンRのアライメント調整作業事例です。
お客様がアライメント作業をご希望される動機は
「車高調を装着したら真っ直ぐ走らなくなった(ハンドルセンターがずれた)」
です。

車高調というのは車高調整式サスペンションの事で、純正のサスペンションと車高調を取り替える事で、車の車高をある程度自由に変更する事ができます。
そして、基本的にはこの手の商品は車高を下げる事を主な目的に装着します。
今回のお車も、車高が下げられた状態でご来店されました。
今回のように真っ直ぐ走らなくなっているのはおそらくフロントのトーがずれているからなのですが、ハンドル真っ直ぐで真っ直ぐ走らなくなるようなフロントトーがずれる要因はこの場合2つの要因に分けられます。
①サスペンションを一度取り外し、再び取り付けしたから(左右キャンバーの左右差が元の状態から変化する)
②車高が下がったから(バンプステアによりトーが動く)
この2つの要因からフロントのトーが動きます。








結論から書くと、
「ハンドルを真っ直ぐにした状態で、フロントタイヤが強く左を向いている状態」
になっていました。
○リア
リアの数字はそれほど悪くありません。
サスペンション形状から、どのみち純正の調整箇所が無いので調整はできないのですが、左のトーインを左右のキャンバーが絶妙に打ち消す方向に動いてるかもしれなしので、おそらくこの車のリアはほぼほぼ真っ直ぐ向いていると推察できます。
つまり、この車はリアがまともので、フロントさえ整えれば真っ直ぐ走ります。
○フロント
事前の試走ではハンドル真っ直ぐ(試乗した店長Kの主観)の時に非常に強く左に流れる。
ハンドル真っ直ぐ時に左トーアウト 右トーイン それぞれの数字が45~50分ずつのため、トータルトーとしてはほぼ0に近いトーインです。
そして、びっくりする事に左右のキャンバーは綺麗に揃っています。(絶対にズレてると思ってました)
正直、なんでこんな事になっているのかが謎です。
車高調が取り付けられる前の状態がいったいどんな事になっていたのか、とても気になりますが、もはや真実は過去にしかなく、今ではわかりません。
もしかして、ハンドル交換して?・・・ なんて思いましたが、ハンドルは純正でしたのでそれはなさそうです。
この場合、真っ直ぐ走らせているときにフロントタイヤは、ほぼ0に近い弱トーインで走っている事になるので、このまま走っていてもタイヤの偏磨耗や早期磨耗は起きないでしょう。
ですが、今回の目的は「タイヤ磨耗の改善」ではなく「ハンドセンターのずれ」であるので、それを調整しました。

ちなみに、今回はてっきり車高調をお客様自身がDIYで取り付けたのかと思っていたのですが、お聞きすると取り付けは購入店で取り付けされていました。それで、少し驚いたのがその車高調販売・取付店ではアライメント調整は出来なかったそうなのです。
つまり、車高調を販売し、取付し、その結果ずれたハンドルセンターの調整はできないということでお客様が困ってしまったという事になるので、よくよく考えると少し残念なお話ではあるのですが、では我が身を省みて自分たちの仕事にそういったところがないか? と問われれば、たとえば最近のCAN制御てんこもりなお車などで、電子的なエラーがでちゃったりすると、専用端末をもっていない我々はどうすることも出来ず、周囲のディーラーさんの力を頼ったりします。この業界、いろいろと持ちつ持たれつな分業制な事はいっぱいあるんです。
そう考えれば、サスペンション交換はできるけどアライメント調整は出来ないという事例があれば、お気軽に当店にご相談いただくのも吝かではありません。
12月や3月のタイヤ屋超繁忙期にはお応えできませんが、それ以外なら事前にご連絡を頂き1日お車をお預けいただければ、今回のようなハンドルセンターのズレや、タイヤの早期磨耗抑制のためのアライメント調整が可能です。
ご用命ありがとうございました。
■アライメント作業料金(スズキ ワゴンR)
・前輪トー調整(一般国産車) ¥5,500
合計 ¥5,500








