2021年7月25日
ショップブログ
作業事例 紹介シリーズ 「CX-5 SKY-DとDL-1の関係」
今回は常連様のマツダCX-5のオイル交換の事例をご紹介いたします。
こちらのCX-5はいわゆるクリーンディーゼル車なのですが、スカイアクティブDという世界中でもマツダしか作っていない特殊なディーゼルエンジンが搭載されています。
そして、このスカイアクティブDのエンジンオイル交換というのが一癖も二癖もあるシロモノで、扱いが大変に難しいものであったりします。
その為、弊社三重県下オイル交換実施店5店舗(桑名・四日市・鈴鹿・松阪・伊勢)のうちでも、スカイアクティブDのオイル交換を通常行っているのはおそらく当店のみです。

今回、当店で交換させて頂いたオイルは
DL-1 5W-30
です。
世の一般的なクリーンディーゼル対応オイルです。(当店では信頼のキャッスル純正を使用しています)
そして、こちらのお客様のCX-5はもう何度も当店でこのオイルを交換させて頂いております。
何故このような書き方をするのかと申しますと、このスカイアクティブDにDL-1を入れるというのが、よく不具合の原因とされてしまうトラブル話をよく聞くのです。
これはCX-5と共にスカイアクティブDが鮮烈なデビューを飾った時から、全国のあちこちで発生した話です。
その為、基本的にスカイアクティブDは専用の純正油以外はNGというのが巷の常識です。
ですが、車両の取扱説明書には純正オイルの代替油としてDL-1の使用が記載されているのです。
今の新型車がどうか知りませんが、少なくともこれまで当店にご来店された全てのスカイアクティブD車には、DL-1が使用可という記載がありました。
ですが、スカイアクティブDにDL-1を入れて何かエンジンの調子が悪くなると、決まってエンジンオイルのせいにされてしまうのです。
こういう時に、一般的なエンジンであれば「トヨタや日産じゃそんな事起きないぞ? おたくのエンジンがおかしいんじゃないのか?」などと言える訳ですが、残念ながらスカイアクエィブDは世界で唯一マツダだけのオンリーワンなエンジンなので、他と比較してどうこう言えないのです(笑)
そんなわけで、当店には常備しているクリーンディーゼル用のエンジンオイルが2種類あります。
一つは、一般的なDL-1

そしてもう一つが、スカイアクティブD純正オイルです。

お客様には上記の説明をしっかりさせて頂いて上で、どちらかのオイルを選ぶかをお客様自身に決めて頂いております。
ちなみに1Lあたりの値段差は倍です(笑)
そして、今回のお客様はDL-1を選んで頂いており、もう何度も交換しておりますがノートラブルということです。
ちなみに

オイルエレメントに至ってはもっと複雑な経緯があります(笑)
実は数年前まで、当店で常備している某大手メーカーの互換エレメントが、CX-5の適合品として適合表に載っていました。
その頃から、こちらのお客様のエレメント交換時はその互換品を使っていました。
ですが、ある時の適合表から突然CX-5の互換品がリストから消えたのです。
一つ前の適合表には適合有りとして互換品番が書かれていたのに、次の号の適合表からその欄が空欄になりました。
つまり、今までOKとされていたものが、突然NGになってしまったのです。
これがマイナーチェンジした後の後期モデルからってならまだわかりますが、今まで互換品OKと書いてあった古い型番までさかのぼって全部NGになってるんです。もうびっくりですよ(笑)
しょうがないので、当店ではスカイアクティブD純正のオイルエレメントを常備しております。これもまた上記の経緯を全てお客様に説明させて頂いた上で、お客様に選んで頂いております。当然純正品の方が高価です。
そんなわけで、今回は
オイルは互換品
エレメントは純正品
という形でのオイル交換となりました。
いやぁ、本当に車というのは複雑です。
この「その車にそのオイルを使っていいのか問題」 というのは、実はわりと色々あって複雑なんです。
まぁ結局はメーカーが公認するものか否かという点になるんですが、色々な問題が入れ込んでいて初見ではさっぱりわからない問題になっていたりもします。
基本、日本車のガソリン車しか扱わないのであれば複雑な事は殆どありませんが、今回みたいにクリーンディーゼルとか、あとはACEAが基本となる欧州車になると分ってない人も多いです。
ですが、分った上であえてやらない のと分ってないままやってない のでは まるで話が変わってしまいますので、少なくとも当店ではしっかりと説明をさせて頂いた上で提案をさせて頂いております。








