亀山ビード(株)
タイヤ用ビードの製造・販売
敷地面積62,457m2
従業員数158名(2024年3月)
所在地〒519-0168 三重県亀山市太岡寺町820番地6
相談・苦情などの受付窓口TEL:0595-83-1102 FAX:0595-83-1082
社長ご挨拶
弊社は2015年1月より、横浜ゴム株式会社100%出資のタイヤ用ビードワイヤー専業メーカーとして新たな道を歩み始めました。東海道、亀山宿・関宿で知られる亀山市の名阪亀山・関工場団地の一角に会社を構えております。
タイヤの主要パーツであるビードワイヤーを横浜ゴムの国内タイヤ生産拠点へ向け製造・販売しています。創設以来培ってきた高い技術を生かし、安全で高品質、高性能な製品作りでヨコハマタイヤを支えていきたいと思っています。
「Challenge・Fair・Open」を行動指針に掲げ、ヨコハマタイヤの品質を保つ部品メーカーとして社員自ら行動し、一丸となって新たな課題に挑戦し続けるような企業を目指し、日々取り組んでおります。
組織統治
- 挨拶をする・決め事を守る・異常を放置しない/させない風土を作る
- 全員がプロ意識を持ち、個々でムダを見つけ、一丸となって改善する
- ビードに特化したモノづくりの総合力で継続的に信頼を提供する
中期方針
- 求められた品質の製品を適切なタイミングで提供できる体制を整える
- 設備と人の役割を明確化した上で人だけに依存しない技術開発・現場改善を進める
- 作業環境(安全・防災・軽労化)を更に改善し多様性のある職場づくりを目指す
- 急激な環境変化(量・人)に強い生産の仕組みを作る
- 従業員満足度(ES)が高い魅力ある会社組織を作る
行動指針
Challenge:現状に満足せず・あきらめず・信じてチャレンジする
Fair :決めごとを守り・多様な働き方を認め・やるべき事をやる
Open :ひとりで抱えず・全員で共有化して・協力し合って取り組む
コンプライアンス方針の徹底
コンプライアンスの浸透・徹底を目的として全従業員に「コンプライアンスカード」を配付するとともにコンプライアンス相談窓口、投書箱を設置し、自浄機能が高い組織運営を目指します。
コンプライアンス教育
毎月一回コンプライアンス委員会を開催し、コンプライアンス教育を実施することで従業員の意識の向上を図ります。
人権
障がい者雇用
2023年度の障害者雇用率は2.66%(法定雇用率2.3%)となっており、高い水準を維持しています。今後も引き続き、障がい者雇用の継続と職場環境の充実に取り組んでいきます。
ダイバーシティー推進
2020年より毎年3月8日の国際女性デーに社内で働く女性を集めて昼食会を開催し女性活躍の推進を図っています。
労働慣行
- 安全衛生を全てに優先させ、全員参加で安全衛生活動の向上に取り組む
- 安全衛生活動を組織的に運用し、PDCAサイクルを繰り返し継続的改善を実践する
- 安心して働ける快適な職場環境づくりを推進し、心とからだの健康づくりに取組む
- 働く人に対して安全衛生の重要性を認識させ、必要な教育・訓練を実施する
安全重点課題
安全モデル展開と作業性改善(自働化・軽労化)の推進
- 無災害(休業・不休・交通加害事故・小火)の継続
- 安全モデル展開と職場環境改善・作業軽労化による働き易い職場づくり
・リスクアセスメント・ヒヤリハット活動によるリスクの抽出と刈り取り
・KYT活動と公開作業観察による安全感度の向上
・重筋作業の軽労化ツールのモデル採用・評価
安全衛生活動
安全衛生委員会、安全パトロールを月に1回実施し、工場内に危険箇所がないか確認しています。また社外KYT講習受講、リスクアセスメント活動、ヒヤリハット報告書を提出することで日常に潜むリスクの抽出と刈り取りに努め、安心して働ける環境づくりを推進しています。
災害時の対応
社内の避難訓練(年2回、うち夜間訓練1回)、アプリを使用した安否確認訓練(年4回)などの防災訓練に力を入れています。また横浜ゴムと連携した防災訓練にも参加し、問題点の把握と改善に取り組んでいます。
2023年は新しい取り組みとして亀山消防署立ち合いのもと、避難訓練を実施しました。
採用活動への取組み
求人サイトを中心に採用活動を展開しています。新卒者の定期採用と合わせて、中途正社員の採用も積極的に行っています。2023年は新卒、中途あわせて17名を採用しました。
従業員への教育・訓練
- コンプライアンス、環境、安全、品質についての教育資料を社内展開し、全従業員に対して教育を実施しています。職長教育やKYT実践研修といった社外講習も積極的に活用し、従業員の教育訓練にあたっています。
- 資格手当制度を規定し、資格取得をサポートしています。
- 2024年はYRC三重工場の安全道場も活用させていただきました。
チャレンジできる職場づくり
失敗を恐れずに、チャレンジすることを奨励しており、改善提案書により、小さい事柄から改善への取り組みを行っています。
従業員の健康促進
- 自己の健康に対する理解を深め、健康づくりの実践を促進するため、社内禁煙を推奨しています。(2024/5/14 喫煙率31.7%)
- Pepupの活用
YRCのウォーキングイベントに合わせて亀山ビード独自にイベント(社内歩数競争)を実施しています。 - 三重工場主催の労使健康促進企画「赤目四十八滝ウォーキング」に亀山より17名参加しました。
ダイバーシティマネジメント
- 在宅勤務制度を導入することにより多様な働き方を認め、従業員のニーズにこたえる取り組みを行っています。
- 生産現場での女性従業員の採用も進め、多様性のある職場づくりを推進しています。
環境
- 横浜ゴムの方針に従い、全ての活動において環境に配慮した施策に取組む
- 環境マネジメントシステムを運用し、継続的に環境改善活動に取組む
- カーボンニュートラル・循環型社会の実現に向け、省エネ活動・省資源化・資源循環化を推進する
環境重点課題
- ゼロエミッションの継続
- 3Rモデル展開によるコスト削減
・段替え時の屑削減 及び 手直し・再加工率の改善
・廃棄物の分別化による有価買取比率向上 - 実績のある省エネ活動の横展開と太陽光などの再生エネルギー採用検討
ISO14001取得
2020年7月にISO14001を取得。環境負荷、環境リスクに対する感度を高め、地球にやさしい企業を目指します。
環境課題への取組事例
- 産業廃棄物の全量リサイクルによるゼロエミッションを継続しております。
- ゴムとワイヤーの分離装置を用いて廃棄物のリサイクル化を促進するとともに、ワイヤー末端溶接化で製品屑低減を図る事によるリデュース等、3R活動を強化し廃棄物の削減に取り組んでいます。
- 有機溶剤(ゴム揮)の使用量削減に向けて、TBSフィラースプライスの接着方法を噴射式から加熱式へ変更。またTBGインシュレーション前処理に関しても処理方法を変更できないか検討、試験を開始しています。
- 工場空調機に間欠運転制御システムを導入し省エネを図っています。
- 昨年の夏季は循環水タンクに緑のカーテンを設置し、冷却装置の省エネに取り組みました。
環境データ
画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます
項 目 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|---|---|---|
廃棄物処理量(t) | 82 | 75 | 61 | 83 | 72 |
埋立率(%) | 82.93 | 28.00 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
水使用量(m3) | ― | ― | 8,132 | 9,328 | 8,914 |
温室効果ガス排出量(t-CO2) | ― | ― | 3,337 | 3,677 | 3,688 |
公正な事業慣行
取引先とは取引基本契約を締結し、法令に準じた公正な関係を構築しています。役員及び従業員も法令や社内規則(規程)を順守し、適正な企業経営や業務遂行に努めています。
消費者課題
- 品質マネジメントシステムを運用し、継続的に品質改善活動に取組む
- 真因に迫る活動と事実の深堀りで、品質異常品“社外流出ゼロ”を目指す
品質重点課題
品質センサー拡大と自工程保証/社外流出防止の仕組み再構築
- 不良が出ない加工条件の作り込み
・異常発生の真因分析と再発防止の(仮)基準作り - 品質管理項目の更なる明確化
・常時監視/傾向管理による異常の早期発見化
・品質センサーの開発と横展 - 品質教育体制の見直し
・力量認定制度の拡充(品質道場、検査員認定制度)
コミュニティへの参画及びコミュニティの発展
ボランティア活動への参加推奨
ボランティア休暇を新設することで従業員に対して自発的な社会貢献の機会を提供し、地域の福祉や環境保護、教育支援など様々な社会的課題への貢献を推奨しています。