優科豪馬橡膠有限公司 (Y-CH)(中国/統括)

事業内容

中国エリアのタイヤ、MB製品生産会社、販売会社の経営管理、中国プロジェクト投資管理

敷地面積

642.2m2

従業員数

89名(うちY-CH社員60名、YCTC社員29名)(2023年4月現在)

所在地

中国上海市长寧区紅宝石路188号古北SOHO10階

相談・苦情などの受付窓口

TEL:0086-21-32091717 FAX:0086-21-61671388

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社長ご挨拶

范 明(Fan Ming)

優科豪馬ゴム有限公司は、2005年に設立された横浜ゴムグループの中国統括会社です。
中国でタイヤと工業品の事業を展開しており、現在4拠点の工場と2拠点の販売会社を合せ計7社体制で運営しています。
横浜ゴムが掲げるCSR経営ビジョン「社会からゆるぎない信頼を得ている地球貢献企業になる。」に準拠した事業運営を生産・販売の両面から実施しております。

◇世界で培ってきた環境対応技術(製品・製造)を中国に生かす!

急速な経済発展を遂げた中国では、現在深刻な環境問題に直面しております。また昨今、持続可能な開発目標(SDGs)が国際社会共通の目標ともなっていますが、環境に負荷をかけない事業活動は今や経営の基本と認識しております。当社では、先進の環境商品を中国市場に投入するとともにゼロエミッション、公害ゼロ、脱炭素を目標に世界で培ってきた製造技術・設備を中国に投入すると共に高い環境マインドで環境貢献に取り組んでおります。

◇中国の法規制を順守し、清く正しい公正な事業活動行う!

コンプライアンス(法令順守)を事業の活動指針とし、公正な事業慣行、労働慣行を行っております。従業員一人一人にコンプライアンス、環境・社会貢献の教育を徹底し、国際社会で通用する企業人の育成に注力しております。また従業員の多様な価値観と働き方を尊重する風土をつくると共に、ガバナンスにおいても経営の健全性と透明性を確保する体制を保持しております。

◇私共の独自の視点から中国の環境保全に貢献できる領域を切り開く!

誰でも気が付く、また誰にでもできる領域だけでなく、私たち「優科豪馬」独自の視点から中国の環境貢献、社会貢献を考え、オンリーワンの領域を見つけて活動を推進したいと考えます。既に世界自然遺産に登録された少数民族地域の老君山(雲南省麗江)での生態環境支援活動をはじめ独自領域の活動において高い評価を頂いております。これからも当社は同プロジェクトと民族文化伝承を支援し、生態環境、経済、文化がより良く循環することを支援していきます。さらに、豊かな自然環境を次世代に伝えるために、「YOKOHAⅯA千年の杜」植樹活動を通じて地域の生物多様性保全に貢献していきます。

◇優科豪馬中国グループのステークホルダーと共に!

私たちは、お取引先さまや地域社会など全てのステークホルダーと共に、当社グループの事業活動を通して地球と社会の豊かさに貢献したいと考えています。そのために、社会に対する公正さ、新しい価値創造と事業の広がり、地球環境との調和、人を大切にし、互いが切磋琢磨する環境の構築、そして、地域との強い絆をさらに深めることに取り組み、ゆるぎない信頼を得られるよう進めてまいります。

以上の通り、私共は国際メーカーとして中国市場で事業活動をさせていただいていることへの「恩返し」を常に念頭に置いて事業活動を行っております。特に、社会貢献、環境貢献については強い意識と信念を持って今後も取り組んでいきたいと考えております。

組織統治

コンプライアンス教育

独占禁止法遵守、贈収賄防止、個人情報保護などに関するコンプライアンス研修、啓発活動を行っています。また、中国の全子会社において、グローバル内部通報制度を導入しています。中国域内の共通窓口を設置しました。法令違反・社内不正などに関する通報窓口として、域内共通の外部窓口と各子会社独自の窓口を設置し運用、通報者の利益が損なわれない相談しやすい環境を整えています。

会社機密保持の義務付け

新入社員は、入社時に会社機密保持契約を締結することを実施しています。

人権

公平採用

中国の法律に基づいて男女の差別なく雇用し、労働条件についても差別の出ないよう常に関心を持ってフォローしています。

告発の受付窓口の設置

全員へ告発の方法を発表しました。

労働慣行

消防訓練の実施

中国の労働法律を順守し、安全な職場づくりを重視しており、従業員は年に1回の消防訓練に参加しています。

防災教育

新入社員に向け、必修コースとして防災教育を実施しています。

防災教育

防災教育

体の健康づくり

従業員の健康を配慮し、健康保険を無料で年に一回の健康診断を提供しています。

環境

環境方針

中国統括会社である優科豪馬橡膠有限公司は横浜ゴムグループ環境方針に従い、経営方針に示された「社会に対する公正さと環境との調和を大切にする」を規範とし、地球環境のために、「未来への思いやり」を体現する、トップレベルの環境貢献企業になることを目指し、以下の優科豪馬中国グループ環境方針を策定し、行動します。

  1. 環境保全および環境汚染の予防のため、環境関連の法律・規則・規制及び当社が同意する協定・契約等を遵守します
  2. ステークホルダーとのコミュニケーションを深め、購買、販売、物流、使用、回収、廃棄などに至るまで全ての段階で環境負荷を低減し、バリューチェーンとの協働を推進して、地域貢献・社会貢献に努めます
  3. 事業活動および個々の職務活動が環境に与える影響を正しく認識、自覚して全従業員および当社の業務に係わる関係者が適切な行動を出来る様に教育、啓蒙を図ります
  4. カーボンニュートラル・循環型社会の実現に向けて、省エネ活動、再生可能エネルギーの導入などの脱炭素化施策を推進し、地球温暖化防止、省エネルギー、省資源、資源循環について全社員に積極的に参加させ、推進します。
  5. 事業活動を通じて生物多様性の保全と生物資源の持続可能な利用に取り組みます
  6. 優科豪馬は地域との融和を進め、地域を大切にし、地域から信頼される環境貢献企業を目指します
  7. 本方針は公開します

環境データ

温室効果ガス排出量(中国生産拠点)

◆2022年12月までGHG排出原単位は基準年(13年)比で26.96%低減し、2020年までGHG原単位25%低減の中期目標(中国グループの中期目標)を達成しました。
横浜ゴムグループの2030年に自社活動によるCO2排出量を2013年度比38%削減の中期目標に向け省エネ・再エネ導入などの措置を取り組んでいます。

廃棄物発生量(中国生産拠点)

エリア環境会議

中国エリア環境会議

新型コロナの影響を受けて、2022年度のエリア環境会議は資料を共有のすることで実施しました。

グループ環境監査

グループ環境監査は、各拠点の環境責任者/担当により受検工場の監査を行い、法規制の遵守や環境マネジメントシステムの運営状況を確認するという形で、よく出来ているところのノウハウを持ち帰り、まだ出来ていないところを指摘して、経験を共有する活動です。
2022年は引き続き域内の各生産拠点に対して1回ずつグループ環境監査を実施しました。

2022年の監査結果

画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます

被監査サイト 軽欠点
(件数)
改善機会
(件数)
評価点
重点 環境 リスク 総合
CHZY 0 0 96 98 100 98
YIP-HZ 0 0 88 95 95 93
CSZY 1 3 91 95 98 95
YRSC 1 2 96 99 85 93

オープニングミーティング

現場監査

環境情報の共有向上

担当者環境会議

各拠点間の環境情報共有を向上させるために、2022年5月に9回目、9月に10回目、12月に11回目の担当者環境会議を開催しました。

サプライチェーンへの環境リスクマネジメント管理

製品を製造する時に、環境問題で供給問題が発生するリスクが無いことを把握する為に、サプライヤー環境自主評価&現地環境監査を実施しました。

評価対象:原材料サプライヤー75社
評価内容:大気汚染、廃水、騒音、危険廃棄物、環境管理システムの運用

監査結果

不正教育の実施

調達担当を対象に部門要領に基づいて、不正防止教育を年2回実施しています。
また、Y-CH社内のお客さま接待基準を遵守し、サプライヤーから頂いたお土産を報告の上、リストアップして管理しています。

取引先との信頼関係

当社の購買部門は、横浜ゴム本社の調達規範の1つである、“公平・公正かつ、謙虚な購買集団の意識を常に持つ”という基本方針を部門方針の中にも組み入れ、コア取引先および複数取引先の体制をつくり、横浜ゴム中国工場の安定生産の上、取引先との信頼関係を築きます。

消費者課題

消費者とのコミュニケーション

2021年4月から迅速で的確な対応ができるようにユーザー向けのお客様相談室(+86 400 605 8369)を設置し、運営しています。また、スマートフォンの急速発展と普及に応じ、2022年4月からお客様の声(質問、要望、苦情など)のオンライン受付ルートを新設します。お客様はヨコハマのホームページやアプリなど中のQRコードをスキャンし、何時、何処でもオンラインでお問合わせすることが可能になります。

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コミュニティへの参画及びコミュニティの発展

社会貢献活動(老君山プロジェクトへの協賛)

当社は国際メーカーとして中国市場で事業活動をさせていただいていることへの「恩返し」を常に念頭に置いて、2011年から継続的に老君山プロジェクトの協賛を行っています。

老君山は豊かな自然に囲まれた山岳地帯で、2003年に世界自然遺産に登録されました。老君山での生態系保護プロジェクトは、これまで森林伐採でしか生計を立てられなかった村を農畜産物生産経済へと転換することで生態系を保護しようというユニークなものです。

2011年、優科豪馬橡膠有限公司は河源村でこのプロジェクトをスタートし、1年目には農畜産生産に移行するのに必要な融資を行う「村バンク」と、研修を行う「自然生態産業共同組合」を設立しました。2年目は子どもの教育費支援、3年目は養蜂設備などの寄贈、4年目は農畜産物を販売する「生態農林製品販売プラットフォーム」を設立しました。2015年には黎光村でプロジェクトを開始し、黎明川流域にある6つのエリアを「黎光村黎明川流域保護地」に統合し、生態系の保護活動を強化しました。これらの活動により2017年、老君山生態系保護プロジェクトは中国国務院から国情調査の対象に認定されました。2018年には黎明村で活動を開始しました。これにより自然保護区の北部全体をカバーし、完全な生態系保護体制ができました。また、老君山に暮らす少数民族の傈僳(リス)族の民俗文化伝承にも注力しており、伝統織物と民族楽器の製作工具を提供し、民俗研究学者による民芸品製造技術伝承のための講習会を行いました。同年、このプロジェクトは国際連合環境計画(UNEP)の「コミュニティ保全地域(ICCA)のための世界行動規範」の一部となりました。2019年は、黎明村の小学校に傈僳(リス)族の民族楽器を寄贈しました。2020年には老君山生態保護プロジェクトの10周年を期に、同プロジェクトのこれまでの経験を活かし、中国広西省にも展開しております。また、ポール・フェイラベンド基金(スイス)より「コミュニティ団結賞」を受賞しました。2022年まで、雲南省麗江に老君山プロジェクトを展開することによる、49個の保護区を設置され、12キロ以上の流域が保護されました。総額142万元、合計655個家族が参加の29所新しい村バンクが設立されたが、これまでのところ背任行為はありません。
2023年、プロジェクトは当地養蜂の生態産業的支援に力を注ぎ、農家の蜂蜜販売事業を遂行するための養蜂場や蜜源植物の植栽を支援します。
この12年間の活動により、3つの村で約20,000万平方メートルの森林と流域を保護することができました。もし温室気体排出量に計算すること、200万台分の自動車排出量を吸収することができます。
これからも当社は同プロジェクトと民族文化伝承を支援し、環境、経済、文化がより良く循環することを支援していきます。

寄贈養蜂場の様子

2023年活動集合写真

蜂蜜の収穫作業

地域貢献活動(ボランティア活動)

2022年8月、当社は地域政府主催の献血活動を参加しました。

採血中の写真

2022年3月、コロナ対策として、当社は上海市長寧区に価値20万元の野菜を寄付しました。この野菜は封鎖された北新泾町コミュニティに届けました。

野菜分類する様子

集合写真

2023年5月、当社は「2023年北新泾町第六回コミュニティ大会第三回会議」に企業関係者として招待されました。

2022年の "慈善の星 "を表彰する式典で、YOKOHAMAは、2022年のコロナ期間に積極的に資金や物資を寄付し、地域社会へのボランティア活動に尽力したとして、"2022北新泾町慈善企業 "を受賞しました。