価値創造プロセス
Value Creation Process
横浜ゴムは、基本理念「心と技術をこめたモノづくりにより幸せと豊かさに貢献します」をベースに、中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」を通じて、事業の深化と探索、ならびに事業活動を通じた社会課題への貢献に取り組み、多様な価値の創出に努めています。
社会の変化や課題
横浜ゴムでは、「事業環境」「社会」「環境」「コーポレートガバナンス」の4つの分野から認識する課題を抽出し、事業活動を通して地球と社会の豊かさに貢献します。
事業環境
- CASE、MaaSの進展による個人所有の車の減少、インフラ車の増加
- 物流の電動化・無人化
- タイヤの価格競争激化
社会
- 労働安全衛生の向上・感染症の予防
- 働き方に対する価値観の変化
- 児童労働・強制労働への加担の回避
- 調達先の社会影響
環境
- 気候変動問題
- 生産拠点や調達先の自然環境の変化・影響
- 天然資源への依存
- 化石資源から持続的資源への切り替え
コーポレートガバナンス
- 適切な組織統治の基盤の維持・強化
- 取締役会や組織の実効性と多様性の要請
経営資源
「財務」「製造」「知的」「人的」「社会・関係」「自然」の6つの資本を有効的に活用し、企業価値の向上を推進しています。
- 2021年12月末時点
財務資本
画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます
総資産 | 自己資本比率 |
---|---|
9,850億円 |
53.3% |
製造資本
画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます
総資産 | 設備投資額 |
---|---|
40か所 |
388億円 |
知的資本
画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます
特許 | 研究開発費 |
---|---|
6,009件 |
153億円 |
人的資本
画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます
従業員数(連結) | 総合職の女性採用比率(単体) |
---|---|
27,222人 |
41% |
社会・関係資本
画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます
主な事業開発地域 | 連結対象子会社数 |
---|---|
28の国と地域 |
109社 |
自然資本
画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます
YOKOHAMA千年の杜活動 | |
---|---|
植樹・苗木提供 |
横浜ゴムの事業活動
基本理念、経営方針をベースに、「タイヤ」「MB(マルチプル・ビジネス)」「その他」の3つの事業で、人々の幸せと豊かさに貢献する商品・サービスを提供しています。
経営方針
独自の領域を切り拓き、事業の広がりを追求する
技術の先端に挑戦し、新しい価値を創り出す
社会に対する公正さと、環境との調和を大切にする
人を大切にし、人を磨き、人が活躍する場をつくる
提供する商品・サービス
◆タイヤ
(タイヤ消費財)
乗用車用タイヤ、モータースポーツ用タイヤのほか、タイヤチューブ、アルミホイール、その他自動車関連部品を生産販売。
(タイヤ生産財)
トラック・バス用タイヤ、農業機械用タイヤ、産業車両用タイヤ、建設車両用タイヤなどを生産販売。
◆MB
(マルチプル・ビジネス)
ホース配管、工業資材の2事業から構成されており、各種高圧ホース、コンベヤベルト・防舷材・マリンホース、航空機用ラバトリーモジュール・ウォータータンクなどを生産販売。
◆その他
PRGRブランドのゴルフ用品の生産販売、横浜ゴムグループ内でのサービスの提供。
基本理念
心と技術をこめたモノづくりにより、幸せと豊かさに貢献します
価値創造に向けた取り組み
2023年度までの中期経営計画「YX2023」の下、次世代の成長に向けた「変革」と事業活動を通じた社会課題解決への貢献に取り組んでいます。
中期経営計画 YX2023 深化X探索
既存事業における強みの「深化」と、大変革時代のニーズに応える新しい価値の「探索」を同時に推進し、次世代の成長に向けた「変革」を図ります
高付加価値品比率最大化
ADVAN
GEOLANDER
WINTER
タイヤ消費財:深化
- 高付加価値商品比率の最大化(AGW戦略)
- 独自技術と品質を強みに商品・ブランドを強化
- 補修市場でのリターン販売強化
- 商品・地域事業戦略の推進
市場変化の取り組み
コスト
サービス
DX
商品ラインアップ
タイヤ生産財:探索
- コスト競争力強化
- サービス(交換・メンテナンス)体制強化
- DXの推進(IoTタイヤ、T.M.S)
- 商品ラインアップの拡充
リソースの集中による強化・拡大
ホース配管 成長ドライバー
工業資材 安定収益化
事業再構築
ハマタイト 事業譲渡完了
航空部品 構造改革
MB事業:得意分野への資源集中
- ホース配管(成長ドライバー)
- 工業資材(安定収益化)
- カーボンニュートラルへの取り組み
- サーキュラーエコノミーへの取り組み
- 安全で働きやすい職場づくり
- コミュニティとのパートナーシップ活性化
事業活動を通じた社会課題解決への貢献
CSRスローガン「未来への思いやり」
事業活動を通じて地球に生きる幸せと社会の豊かさに貢献
<製品を通して>
安心と楽しさをいつまでも届けます

<地球環境のために>
豊かな自然を次世代へ伝えます

<人とのつながり>
共に高め合い笑顔を広げます

<地域社会と共に>
共に生き、ゆるぎない信頼を築きます

<コーポレートガバナンス>
グローバル化する社会的課題に正しく対処するための基盤を強化します

創出する価値
経済的、社会的の2つの側面から価値を創出し、今後の経営資源としています。
経済的価値(中期経営計画目標)
「深化」と「探索」により成し遂げる成果
画面を左右に動かすと、表組みの情報がご覧になれます
目標 | 2021年実績 | |
---|---|---|
売上収益 | 7,000億円 | 6,708億円 |
事業利益 | 700億円 | 622億円 |
事業利益率 | 10.00% | 9.30% |
D/Eレシオ | 0.4倍 | 0.34倍 |
ROE | 10% | 13.9% |
ROIC | 7% | 8.2% |
営業キャッシュフロー (3年間累計) |
2,500億円 | 2,220億円 |
設備投資 | 減価償却費の範囲内 (除く戦略投資)388億円 |
388億円 |
配当性向 | 30.00% | 15.94% |
社会的価値(ステークホルダーへの提供価値)
走る歓びと愉しさの提供
地球に生きる幸せと豊かさに貢献
- 2021年12月末時点
お客さま
心と技術を込めたモノづくりにより安全・安心な商品を提供します
製品の安全、ラベリング、製品の提供や使用に関する規制や自主規範に違反した件数(連結)
0件
株主・投資家
事業を成長させ企業価値を高めます
経済パフォーマンス(合計・単体)
3,549億円
従業員
人を大切にし、人を磨き、人が活躍する場をつくります
休業度数率(連結・百万時間当たり)
0.20
取引先
バリューチェーンを通じたCSR活動を推進します
CSR調達アンケート回答社数
1,151社
地球環境
青い地球と人を守るために、環境との調和を通じた持続可能な社会づくりに挑戦します
全取扱商品に占める環境貢献商品の比率(連結)
100%
地域社会
地域社会の繁栄・発展に貢献し、社会からゆるぎない信頼を得ている地球貢献企業になります
生産拠点におけるコミュニティ活動・対話実施率(連結)
100%