ニュースリリース
リール巻きに対応した「SUPER STREAM HOSE」開発
増加する浮体式海底油田設備での石油輸送に
2006年04月26日
- 工業品関連
横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、FPSO*と呼ばれる浮体式海底油田設備でタンカーへの原油輸送に使う「SUPER STREAM HOSE(スーパーストリームホース)」を開発した。油漏れ対策の強化や耐久性の向上に加え、ホース接続部分にカバーを付けたのが特徴(特許出願中)。FPSOは旺盛な石油需要を背景にプロジェクト件数が伸びており、新商品の投入で積極的にホースの販売拡大を図っていく。
標準的な全長250~300メートルのマリンホースで長さ9~12メートルのホース約30本を連結しており、ホースのジョイント部分が29個所ある。流氷領域や著しい荒天領域に設置されるFPSOでは、荷役時以外は大型リールにホースを巻き付けて格納する場合もあり、船上への引き上げや海上へ降ろす際に金具部分がぶつかり、船体やドラムを傷つけることが問題になっていた。新開発の「SUPER STREAM HOSE」は緩衝性に優れる硬質発砲ウレタン入りのポリエチレンカバーでホース接続部分を覆い、この問題を解消した。
また、内部のスポンジ層の厚みを増やしたほか、ジョイントカバーの硬質発砲ウレタンが追加浮力となり、標準品に比べ浮力性能もアップしている。さらに、補強のためのカーカスレイヤーを二層に重ね、それぞれ異なる角度で巻き付けることで曲げ疲労強度も向上させた。油漏れ対策も強化し、内面ゴムチューブを二重構造にし、ホース内面にクラックが入っても進展を阻止できるようにした。
*FPSO(Floating Production, Storage and Offloading)は、海底から汲み上げた原油・ガスを、処理設備を設置したタンカーで一時処理し、船体タンクに貯蔵して、定期的に輸送タンカーへ積み出す浮体式の生産貯蔵積出設備。

