ニュースリリース
「GEOLANDAR I/T G072」新発売
「ダブル吸水ゴムTM」の採用で氷上性能を21%アップ
2003年07月24日
- タイヤ関連
横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)は、4×4・SUV用スタッドレスタイヤ「GEOLANDAR I/T G072(ジオランダー・アイティ・ジーゼロナナニ)」を9月中旬から順次発売する。発売サイズは、LTサイズを含む275/60R18 112Q~205/70R15 95Qの全25サイズで、価格はオープンプライス。
「GEOLANDAR I/T G072」は、タイヤのトータルパフォーマンスを高次元で維持しながら、スタッドレスタイヤに最も求められる氷上性能の飛躍的な向上をめざして開発した。コンパウンドには、乗用車用スタッドレスタイヤ「アイスガード」の「ダブル吸水ゴムTM」を高荷重・高重心の4×4・SUV専用にアレンジして採用した。「ダブル吸水ゴムTM」は、氷上スリップの原因であるミクロの水膜を強力に除去するため、従来品(I/Tプラス)に比べ氷上性能が21%向上した。トレッドパターンには、優れた直進性と耐横滑り性を発揮する「4+2(フォー・ツー)グルーブ」、高荷重時でも高いタイヤ剛性を確保する「ピラミッドサイプ」と「パワーエッジブロック」、排水性の向上に貢献する「逆V字グルーブ」などを配置した新デザインを採用。溝面積比率の拡大と広い路面接地面積の確保を可能にした新開発「マルチフラットプロファイル」とあいまって、優れた氷上・雪上性能の両立を実現したほか、ドライ・ウェットグリップ、耐摩耗性、静粛性などは従来品と同等以上に確保した。
「GEOLANDAR I/T G072」の主な特長
●2倍の吸水力で氷上性能を21%向上した「ダブル吸水ゴムTM」
「ダブル吸水ゴムTM」は、乗用車用スタッドレスタイヤ「ガーデックスK2」シリーズの「吸水バルーン(気泡)」に、新素材「吸水カーボン」をブレンドしたコンパウンド。昨年発売した乗用車用スタッドレスタイヤ「アイスガード」で初めて商品化した。路面と接すると割れ、バルーン内に水膜を吸引する「吸水バルーン」と層状構造の空洞が表面張力の原理を利用して水を吸い上げる 「吸水カーボン」のダブル吸水により、氷上スリップの原因であるミクロの水膜を強力に除去するため、氷上性能が従来品(I/Tプラス)に比べ21%向上した。
また、バルーン自体が剛性力を持つ「吸水バルーン」は、ブロックの倒れ込みを防ぎ、操縦安定性の向上にも貢献する。さらに、横浜ゴム独自の「シリカ+ゼルマ(シリカ分散剤)」が低温下でも優れた氷上グリップを発揮するほか、「MBポリマー」が氷着に最適なゴムの柔らかさを長期間にわたって確保する。
●優れた氷上・雪上性能を両立した「マルチフラットプロファイル」
雪上性能を向上させるにはタイヤ溝比率を拡大する必要がある。また、氷上性能の向上には、広い路面接地面積が求められる。「マルチフラットプロファイル」は溝面積比率を高めながら、広い路面接地面積と接地圧の均一化を実現した新プロファイル。優れた氷上・雪上性能の両立を実現し、さらに十分なわだち乗り越え性能を発揮する。
●横方向への安定性を高めた「4+2(フォー・ツー)グルーブ」
4本のメイングルーブに2本のサブグルーブを施した「4+2グルーブ」の採用により直進性を向上。また、氷上・雪上路面における様々な路面コンディションでの横滑りを抑制し操縦安定性を高めた。
●タイヤ剛性を強化した「パワーエッジブロック」と「ピラミッドサイプ」
タイヤの回転方向に対する溝壁を緩やかな曲面にした「パワーエッジブロック」が走行時のブロックエッジの変形を抑制。接地面積をしっかり確保するとともに耐偏摩耗性も高めた。また、立体化したサイプ同士を支え合うように配置した「ピラミッドサイプ」は、高荷重時でもブロックの倒れ込みを防ぎ、制動・駆動時に路面との接地面を十分に確保する。立体化することでサイプの吸水効果も高めた。
●排水性の向上に貢献する「逆V字グルーブ」
ウェット制動時にタイヤセンター部に集まる水膜は、タイヤのグリップ力を低下させる原因となる。センターブロックのラグ溝(細溝)に配した「逆V字グルーブ」は、制動時にセンター部に集まる水膜をメイングルーブにすばやく移動。排水効果を高めグリップ力の持続に貢献する。
「GEOLANDAR I/T G072」の発売サイズ

