ニュースリリース

減衰性能を高めた橋梁用の超高減衰ゴム支承を開発

橋全体のコンパクト化が図れ、コスト削減に効果的

2001年04月24日

  • 工業品関連

 横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)は橋梁用免震ゴム支承の新商品として、減衰性能を従来品より20%以上高めた超高減衰ゴム支承「SHDR」を開発、5月から発売する。地震の揺れを抑える効果が高く、橋脚を細くして橋梁全体をコンパクト化できるなどのメリットがある。同商品の販売を拡大し、2003年度には道路・橋梁事業で80億円の売り上げをめざす。
「SHDR」は特殊配合の超高減衰ゴムを採用し、地震エネルギーを吸収する減衰性能を従来品よりも高めた新商品。地震時の橋桁の動きが小さくなり、揺れを早くしずめることができる。減衰性能を大幅に向上させたにもかかわらず、荷重の大きい構造物を支える鉛直支持能力、水平方向への柔軟な変形能力、耐久性などは同等以上に確保している。 また、同商品は橋脚に作用する地震のエネルギーを大幅に低減するため、橋脚をスリム化するなど橋梁全体をコンパクトに設計でき、材料の節約や工期短縮でコストの縮減が図れる。
現在、免震ゴム支承の市場は、鉛プラグ入り積層ゴム(ゴム中の鉛棒が減衰性能を持つ)が約6割を占めるが、横浜ゴムは環境にやさしいものづくりをめざし、鉛プラグを使用せずゴム自体に高い減衰性能をもたせた「SHDR」の開発に取り組んできた。同商品は鉛プラグ入り積層ゴム以上の性能を実現していることから、新規に建設される橋梁に広く採用が見込まれる。
昨年、横浜ゴムは「SHDR」の公開実験を2回行い、道路公団、設計コンサルタント、橋梁メーカーなどから高い評価を得ている。今年10月には、同商品が初めて国土交通省に納入される予定。