ニュースリリース
横浜ゴム、「Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+」向けに新ウルトラハイパフォーマンスウィンタータイヤ「ADVAN WINTER V907」を発売
2024年12月03日
- タイヤ関連
横浜ゴム(株)は2024年10月より、メルセデスAMGのラグジュアリーセダン「Mercedes-AMG E 53 HYBRID 4MATIC+」向けのアフターパーツとして新ウルトラハイパフォーマンスウィンタータイヤ「ADVAN WINTER V907(アドバン・ウィンター・ブイ・キューマルナナ)」をメルセデスAMGのディーラーなどを通じて欧州を中心に発売しました。発売サイズはフロント用が245/45R19 102V、リア用が 275/40R19 105V。なお、「ADVAN WINTER V907」は今回発売するアフターパーツ用をベースに市販向けタイヤの開発およびサイズ拡大を行い、2025年に欧州を中心に順次一般販売を開始する予定です。
「ADVAN WINTER V907」は横浜ゴムのグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」シリーズとして約17年ぶりに新開発したウィンタータイヤ。メルセデスAMGをはじめ数々のプレミアムカーへの新車装着の実績を持つウルトラハイパフォーマンスサマータイヤ「ADVAN Sport(アドバン・スポーツ)」シリーズの技術と従来のウィンタータイヤで培った技術を組み合わせることで、背反するスノー性能とドライ性能を高いレベルで実現しました。降雪地での走行に対応するスノー性能に加え、ハイパワー・プレミアムカーに相応しい高速領域での操縦安定性や快適性を発揮します。
トレッドパターンではこれまでのウィンタータイヤで採用していたスノー性能に寄与するV字型の溝や3Dサイプを継承しつつ、ドライ路面での操縦安定性を高めるセンターリブを設けた専用デザインを採用。トレッドコンパウンドでは、優れたスノー性能を発揮するキャップコンパウンド(上層のゴム部)とドライ路面での操縦安定性を確保するアンダートレッド(基礎のゴム部)を組み合わせました。
なお、今回アフターパーツ用に発売するサイズはメルセデスAMGと共同開発し、タイヤサイドには同社の承認を示す「MO1A」のマークが刻印されています。横浜ゴムはメルセデスAMGへの数々の新車装着用タイヤの採用実績があり、近年では「Mercedes-AMG GLB 35 4MATIC」「Mercedes-AMG CLE 53 4MATIC+ Coupe(ISG)」などに「ADVAN Sport V107(アドバン・スポーツ・ブイ・イチマルナナ)」が新車装着されています。
横浜ゴムは2024年度から2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいます。また、各地域の市場動向に沿った開発・供給・販売体制などを強化する「商品・地域事業戦略」を推進しています。