ニュースリリース

道路橋用次世代ジョイント「YSII型」新発売

タイヤ設計技術などを応用しトータル性能を高めた

2003年06月27日

  • 工業品関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)は、 高架橋の道路などの継ぎ目に取り付け、橋桁の伸縮や振動を吸収する道路橋用ゴム製ジョイントの新製品「YSII(ワイエスツー)型」を7月から発売する。新製品は耐久性、耐摩耗性、安全性、低騒音化など多様な性能を一段とレベルアップした次世代ジョイント。最近の橋梁の広遊間化、多径間化に対応するため、遊間量(橋桁と橋台の距離)400mm、伸縮量200mmまでの橋梁に使用できるよう設計した。

道路橋用ジョイントは、橋桁の温度変化伸縮を吸収するほか、地震の挙動にも追従し、車両通過時の振動を低減する装置。通常のゴム製ジョイントは緩衝材の役割を果たすゴムとこれを支えるベースプレート(鋼材)で構成されるが、新製品「YSII型」はスムーズな荷重伝達により耐久性を高めるため、表面ゴム-荷重支持板(鋼材)-積層ゴム-ベースプレートの多重構造とした。この結果、表面ゴムにかかる通過車両の荷重が積層ゴムを通じてバランスよくベースプレートに分散でき、長寿命化を図ることができた。

表面ゴム部には新開発の耐摩耗コンパウンドを採用し、耐摩耗性が従来品(YS型)に比べ最大で2倍に向上している。さらにタイヤ設計技術を応用した不等ピッチ排水パターンを配した。同パターンは優れた排水力で安全性を高めるほか、車両通過時に生じるノイズを分散するため騒音対策にも貢献することが期待される。

道路橋用ジョイントは、長期使用によってゴムが摩耗するが、従来品は摩耗程度が確認しにくかった。新製品はこの問題を解決するため、摩耗限度を示す黄色系インジケーターゴムを表面ゴム内部に設置(特許出願中)、適切な取り替え時期を知らせる設計とした。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

道路橋用ジョイント「YSII型」

道路橋用ジョイント「YSII型」

<YSII型の断面構造(200型)>