ニュースリリース
「難燃+重耐油性コンベヤベルト」を開発
ごみ処理施設の安全対策に貢献
2005年04月22日
- 工業品関連
横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、難燃性能を兼ね備えた重耐油性コンベヤベルトを開発、今年3月末、東京都江東区青海二丁目地先の「東京二十三区清掃一部事務組合 中防不燃ごみ処理センター」に納入した。東京二十三区清掃一部事務組合は不燃ごみ処理施設等の火災事故防止の観点から、同施設で使用するコンベヤベルトを必要に応じて難燃仕様へ変更していく中で、今回はこの要請に応えた初の納入。
合成ゴムを主材料に用いたゴムベルトは、基本的には石油由来製品のため可燃物である。そのため何らかの理由で着火すると、燃え尽きるまで燃焼し続けてしまう。それに対し難燃性ベルトは、燃える特性は変わらないものの、自己消火性があり、炎から離れると鎮火し再燃することもない。この性能はゴムに配合されている難燃剤が熱反応でガス化しベルト周辺の空気を遮断することで発現される。新開発の「難燃+重耐油性ベルト」は、油が付着した廃棄物に対し優れた耐油性能を維持しながら、特殊配合ゴムやベルト加工技術の新開発によって、高度な難燃性を付与することに成功した。
これまで難燃性ベルトは、ベルトの火災が重大事故に直結する炭坑や製鉄所で使用されるケースが多かった。しかし近年、ごみ処理施設が都市部に建設されていることも少なくないことから、これら施設での火災事故対策も重要課題になりつつある。こうした環境変化を踏まえ、今後横浜ゴムでは、全国自治体のごみ処理施設向けに、「難燃+重耐油性ベルト」を積極的に販売していく計画。

