ニュースリリース

横浜ゴムのタイヤ3商品が2018年度グッドデザイン賞を受賞

2018年10月03日

  • タイヤ関連

横浜ゴム(株)のプレミアムコンフォートタイヤ「ADVAN dB V552(アドバン・デシベル・ブイゴーゴーニ)」、ヒストリックカー向けタイヤ「ADVAN HF Type D(アドバン・エイチエフ・タイプディー)」、SUV・ピックアップトラック向けマッドテレーンタイヤ「GEOLANDAR X-MT(ジオランダー・エックスエムティー)」が10月3日、2018年度グッドデザイン賞を受賞した。昨年は乗用車用スタッドレスタイヤ「iceGUARD 6(アイスガード シックス)」とSUV・ピックアップトラック向けマッドテレーンタイヤ「GEOLANDAR M/T G003(ジオランダー・エムティー・ジーゼロゼロサン)」の2商品が同賞を受賞している。

「ADVAN dB V552」はヨコハマ史上最高の静粛性を提供するプレミアムコンフォートタイヤ。優れた静粛性に加え、ウェットグリップ性能と低燃費性能を高次元でバランスした。「ADVAN HF Type D」は1981年に発売した当社の歴史的ヒット商品の復刻モデル。オリジナル商品の特徴であった非対称パターンを継承しつつ、現代の基準に適合した走行性能や安全性能を実現している。「GEOLANDAR X-MT」はオフロード走行、ロックトレイルを楽しむユーザー向けに開発したSUV・ピックアップトラック向けマッドテレーンタイヤ。自然界の岩をイメージしたオフロード感溢れる「ロックコンセプトトレッド」を採用し、性能面ではあらゆる路面でのオフロード性能を追求しつつ、パターンノイズの抑制にも配慮した。各商品ともターゲットユーザーの目線に立った特徴的なデザインや優れた性能が評価された。

横浜ゴムでは2002年に乗用車用タイヤ「エコタイヤDNA」シリーズがタイヤ業界で初めてエコロジーデザイン賞を受賞。「エコタイヤDNA」シリーズ以外にも乗用車用タイヤからトラック・バス用タイヤまで、今回受賞した3商品を含む11商品がグッドデザイン賞を受賞した。タイヤ商品以外では次世代環境タイヤコンセプト「BluEarth」やタイヤ空気圧モニタリングシステム、ゴルフ用品、介護福祉商品などが受賞している。

「グッドデザイン賞」は公益財団法人日本デザイン振興会が主催する総合的なデザイン推奨制度で、国内外の多くの企業や団体が参加している。グッドデザイン賞受賞作品には優れたデザイン性を象徴する「Gマーク」の使用が認められる。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

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審査員からのコメント

ADVAN dB V552

プレミアムコンフォートカー向けのモデルとして、都市部での走行を想定した、洗練されたシンプルな外観デザインや、細やかな溝によるパターンデザインだけでなく、ノイズカットや発生タイミングの分散による静音設計や雨天時のウェットグリップ性能も兼ね備えており、「わびさび」というデザインコンセプトを体現した、プレミアムモデルとしての品格を感じさせるものとなっている。

ADVAN HF Type D

欧米で盛んな自動車のレストア文化は、日本でも顕在化している。長く大切に、そして愉しく付き合う行為が自動車の価値を高め、自動車が大量生産の消費財以上の存在となる。このプロダクトは過去に大成功したタイヤの復刻版として、特徴的な非対称パターンデザインを持ち、最新技術で高性能と安全性能を実現している。幅広い層の人に対して、往年の日本製名車への興味や自動車文化の訴求に繋がることを期待したい。

GEOLANDAR X-MT

本格オフロード自動車のスタイリングは、機能性を拡張するようなタフで力強いデザインがトレンドであり、このモデルでも険しい岩場走行を想起させるアグレッシブで立体感の強いパターンが特徴だ。自然界の岩をモチーフとしたタイヤブロックは、遠目からの強烈なアピールポイントとなる反面、タイヤの必要機能である静粛性と耐摩耗性に反作用を起こす。相反する課題を丁寧にデザインの力で解決したことを評価した。