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横浜ゴム、2013年度第1四半期連結決算は減収減益、 業績予想は据え置く

2013年05月10日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)の2013年度第1四半期連結決算(2013年1月1日から2013年3月31日)は、売上高が前年同期比5.6%減の1,277億円、営業利益は同18.1%減の76億円、経常利益は同22.2%減の92億円、当期純利益は同35.7%減の56億円となり、減収減益となった。国内新車用タイヤおよび海外の主要市場でタイヤの販売が落ち込んだことが主因。

タイヤ事業は売上高1,001億円(前年同期比6.6%減)、営業利益57億円(同27.6%減)の減収減益となった。前年のエコカー補助金効果からの反動減などにより国内新車用が落ち込んだことに加え、北米、欧州、中国など海外の主要市場で需要が低迷した。国内市販用はスノータイヤの好調な販売や夏タイヤの新商品投入により、ほぼ前年並みを確保した。

工業品事業(ホース配管、シーリング材、コンベヤベルト、ゴム支承、マリンホース、防舷材など)は、売上高221億円(同2.7%減)、営業利益15億円(同21.6%増)の減収増益となった。海外で自動車向けのホースやシーリング材が好調だったが、国内の建築および自動車用シーリング材、電子・電機分野向け商品が需要の落ち込みを受け低調だった。防舷材やマリンホース、コンベヤベルトは堅調に推移した。

その他の事業(航空部品、ゴルフ用品など)は、売上高55億円(同1.9%増)、営業利益4億円(同124.1%増)。需要減少傾向が続くゴルフ用品は苦戦したが、民間航空機向け化粧室ユニットなどの販売が好調だったことにより増収増益となった。

2013年度第2四半期累計期間の連結業績予想は、売上高2,950億円(同9.7%増)、営業利益200億円(同0.5%増)、経常利益195億円(同1.8%増)、当期純利益130億円(同5.1%減)。なお、当社は海外における本格的なタイヤ販売の回復を下期に予想していることから、通期では過去最高の売上高と利益となる売上高6,300億円(同12.6%増)、営業利益590億円(同18.7%増)、経常利益560億円(同6.9%増)、当期純利益360億円(同10.4%増)を計画している。