ニュースリリース
横浜ゴムの空気式防舷材がISO規格に
2003年05月08日
- 工業品関連
- 技術関連
横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)の空気式防舷材の仕様や性能が、同商品の国際規格ISO17357の基準になった。空気式防舷材は船舶同士の接近時などに船体の損傷を防ぐために使う商品で、原油やLPGの船船間移送作業に欠かせない。ISO17357は空気式防舷材に要求される品質や性能試験方法などについて規定しており、性能の高いヨコハマ商品を国際標準にすることで粗悪品を排除しユーザーの安全を確保するのが目的。
空気式防舷材は、内部に空気を内包したゴム製の緩衝材で、船と船、船と岸壁の間に浮かせて使う。船体の損傷による原油流出などが重大事故につながるため、同商品には高い安全性が要求されるが、近年はさまざまなメーカーの商品が出回り、粗悪品による事故も発生している。そのため、石油会社などのユーザーから性能を保障するガイドラインの作成が求められていた。
横浜ゴムの空気式防舷材は、内面層にタイヤのカーカスに用いる繊維強化ゴムを使っているのが特徴。破壊強度が高く、20~30年使用可能な長期耐久性に定評があり、世界市場で80%以上のシェアを占める。これらの実績が評価され、ISOの専門委員会(Technical Committee)では横浜ゴムが中心になり、1998年から空気式防舷材の規格案作りを推進してきた。草案はISOメンバー国による賛成投票100%で承認され、2002年末にISO17357として発行された。

