ニュースリリース

環境特化型トラック・バス用タイヤの新ブランド「ZEN」誕生

環境グローバルコンセプト「Z. ENVIRONMENT」

2007年03月15日

  • タイヤ関連
  • サステナビリティ

横浜ゴム(株)(社長:南雲忠信)は、トラック・バス用タイヤ事業における環境グローバルコンセプト「Z. ENVIRONMENT(ゼット・エンバイロメント)※1」の新タイヤブランド「ZEN」を2007年4月より立ち上げ、その第一弾商品として「ZEN 701ZE(ゼン・ナナマルイチ・ゼットイー)」「ZEN 702ZE(ゼン・ナナマルニ・ゼットイー)」「ZEN 102ZE(ゼン・イチマルニ・ゼットイー)」の3商品を発売する。

横浜ゴムは昨年12月、横浜ゴムグループで取り組む環境貢献活動のスローガンを「eco MOTION」と名付け、「Reduce(省資源)」「Reuse(再生・循環)」「Recycle(再利用)」の3Rの観点からさまざまな取り組みを展開している。こうした中、各事業で環境貢献を果たすための活動テーマを設定しているが、トラック・バス用タイヤ事業では昨年、“新たな次元の総合環境性能”を追求すべく全世界共通の環境グローバルコンセプト「Z.ENVIRONMENT」を策定した。

「Z.ENVIRONMENT」で定めた“新たな次元の総合環境性能”は、(1)環境性能を保持した商品を提供する「商品力」(2)その商品の性能を十分に発揮させるため、タイヤ空気圧モニタリングシステム「HiTES」による適正な空気圧管理を推進する「タイヤ管理力」(3)日常点検から得たタイヤ情報を一元管理し確実で安全な運行をバックアップする「T.M.S(タイヤ・マネジメント・システム)」による「サポート力」―の3本柱で構成されている。

新ブランド「ZEN」は3本柱のうち「商品力」を強化するために開発した。「ZEN」の優れた環境性能を実現した最大のポイントは、ケーシングの長寿命化による徹底的な耐久性、耐摩耗性と低燃費性の向上にある。これを実現したのが「歪コントロールプロファイル※2」と「C’ROLL(クロール)コンパウンド」である。「歪コントロールプロファイル」は、使用過程でタイヤに生じる歪を解析し、歪みの起こり方をタイヤ全体で均一化させることで高い耐久性を発揮するタイヤプロファイル。「C’ROLLコンパウンド」は、「C’ROLL製法※3」という新しい混練製法を採用し、強靱で、かつ伸びに優れる高品質なコンパウンド。「C’ROLL製法」によって製造されたコンパウンドは、従来品に比べて耐久性が大幅に向上するほか、耐摩耗性を5~10%、耐チッピング性(ゴムが切れるまでの伸び率)を10~15%高めることができる。

近年の物流・輸送業界では、燃費がよくなるタイヤ、寿命が長く交換頻度を減らせるタイヤなど、環境貢献とコスト削減効果の高い商品が望まれている。当社ではこうしたユーザーニーズへの対応と、地球環境保護を進める横浜ゴムの姿勢を示す商品として「ZEN」を積極的に提案していく。

横浜ゴムは「Z. ENVIRONMENT」の下、トラック・バス用タイヤの開発において(1)ケーシングの長寿命化(リトレッドタイヤへの活用により地球資源の循環・再生に貢献)、(2)トレッドの長寿命化(タイヤライフを向上することでタイヤ消費量を削減し省資源に貢献)、(3)ころがり抵抗の低減(車の燃費向上による省資源、排気ガス削減による大気汚染と地球温暖化防止に貢献)-の3つの環境性能を基本テーマとしている。

※1:「Z」はアルファベットでそれ以上先がない最後にあたる。この「Z」に “新次元”“未来”という意味を込め、地球環境の将来にモノづくりを通じて貢献していきたいという意志を表した。

※2:独自のコンピューターシミュレーション技術「ダブル・インフレーション・プレッシャー・メソッド(DIPM)」によって、タイ ヤの走行成長(走行による形状変化)と内部の歪みの状態を正確に予測し、走行成長後のタイヤ全体の歪みを低減した。

※3:「C’ROLL製法」=C’ROLLはCOLD&ROLLの略語。従来、高温下で行われていたゴムのミキシングを、低温でさらにロー ルを使用して丹念に練ることで、ゴムの分子切断を抑制し、補強剤であるカーボンをより均一に分散できる製法。