2017年5月14日、ヨコハマタイヤフィリピンにおいて、火災事故が発生しました。お客さま、近隣にお住まいの皆さまをはじめとする関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、改めて深くお詫び申し上げます。
当社グループは、同様の事故を発生させないよう、全社一丸となって抜本的火災対策を着実に積み重ねてまいります。
火災の概要
発生日時 | 2017年5月14日(日曜日) 15:00頃(現地時間) 同23:00頃に鎮火 |
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被災面積 | 東工場の北東エリア約17,400㎡ |
被災内容 | 建屋および生産設備の一部損傷、倉庫内商品の焼失など 消火活動に伴う軽傷者2名 |
火災の再発防止策
当社は、火災の原因となり得る事項を一つずつ検証の上、それらに対して抜本的対策を行っています。さらに、より早期に火災を発見、消火するための仕組みを策定、世界各地の生産現場に展開しています。そして、消火設備の点検・火災訓練を繰り返し、二度と同様の火災を発生させないよう取り組んでいきます。
安全面の取り組み強化
安全面においては、安全で働きやすい職場づくりと健康づくりを目指してさまざまな取り組みを行っていますが、災害ゼロには至っていないのが現状です。
対策として、国内外の全生産拠点に対して、機械に挟まれたり巻き込まれたりするところはないか、転落するところはないかなど、災害に結びつくような危険を見つけ、対策するための設備の総点検を行っています。この設備総点検には経営層が主体的に関与し、強いリーダーシップのもと、危険な設備を徹底的に洗い出し、改善に取り組んでいます。
また、従業員自ら危険を予知し、対策できるよう、危険に対する感度を高める「危険体感訓練」も拡大しています。
さらに、安全な行動ができる・安全な職場づくりができる人を育てるために、「風土・マインドの改革 - 草の根活動で安全意識の定着」にも取り組んでいます。安全グッズの配布や始業前に全員で安全唱和を行い、日ごろから安全に対する意識の向上を図っています。
主な危険体感訓練の強化内容
- 訓練内容の拡大:三島工場、YTMT※をはじめ体感訓練機の種類・教材の増加(質の向上)
- 訓練実施回数を拡大
- 訓練実施拠点を拡大:国内外主要工場には全て設置済み。拡大を検討 期待する効果
期待する効果
- さまざまなタイプの危険に対する感度を磨く
- 危険感度の維持・向上