SUPER GTとは

1994年に発足した全日本GT選手権をルーツに、2005年から現在の名称であるSUPER GTとなったシリーズは、毎回多くの観客を集めている人気のシリーズだ。近年は海外ラウンドこそ開催が見送られているものの、国内の主要サーキットを転戦して白熱のバトルが展開されており、その模様はインターネットを通じて世界的な注目を集め続けている。

GT500とGT300という、ふたつのクラスで優勝が競い合われているSUPER GT。上位となるGT500は国内自動車メーカーが参戦、トップドライバー同士の戦いが観る者を魅了する。一方のGT300は国内外のバラエティ豊かな車種が参戦しており、こちらはそれぞれのマシンが個性を活かした戦いぶりを見せている。

[Photo]
[Photo]
[Photo]
[Photo]
[Photo]
[Photo]
[Photo]

戦いは一台のマシンを複数のドライバーが駆り、決勝レース中にはピットインを行ってドライバー交代を行う。さらに燃料補給やタイヤ交換が併せて行われることも多く、ここはメカニックやスタッフにとって腕の見せ所。もちろんこのピットインのタイミングをはじめ、レース全体をコントロールする監督の手腕も勝負には大きく影響するので、各チームの戦略を予想紙ながら観戦するのも面白い。

2022年のシーズンは、前年と同様に全8戦でチャンピオンを競い合う。大会数こそ変わらないものの、450kmの決勝が3戦設けられることに。規則については大幅な変更点こそ無いものの、GT500の日産勢が新型のZを投入するのをはじめ、GT300でも新たなマシンで挑むチームがあり、見どころも多いシーズンとなることは間違いないだろう。

歴史を振り返ると、SUPER GTとなった2005年の初戦はGT500とGT300の両クラスを装着車が制するなど、随所でヨコハマタイヤ勢が名勝負を演じてきた。GT300では多くのチームがヨコハマタイヤを今シーズンも装着、GT500はTGR TEAM WedsSport BANDOHがGRスープラ、KONDO RACINGがZで、それぞれ優勝を目指して挑んでいく。

SUPER GTとヨコハマタイヤ

SUPER GTの大きな特徴のひとつが、タイヤコンペティションであるということだ。昨今はコントロールタイヤ制を採用するカテゴリーも少なくないが、SUPER GTは世界的にも珍しくなったタイヤメーカー同士の戦いが繰り広げられるトップカテゴリーである。

前身の全日本GT選手権時代から参戦を続けるヨコハマタイヤは、国内外の多彩なカテゴリーで培った経験と技術でSUPER GTにもチャレンジしている。戦いの舞台となるサーキットコースの特性や開催時期の気候なども加味しながら、勝利を目指した戦いを繰り広げている。

サーキットでパドックの一角にADVANカラーをまとうトラックが並ぶサービスガレージを拠点に、多くのスタッフやエンジニアがユーザーチームの戦いをサポート。安全かつ確実で迅速な作業をモットーとしてタイヤの組み付を行っているのにはじまり、各チームやドライバーとのコミュニケーションを密にしてタイヤの進化を図り、戦いを足元から支え続けている。

TOP