ニュースリリース

ランフラットタイヤ「DNA dB EURO ZPS」新発売

2004年05月11日

  • タイヤ関連
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横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)は、独自に開発したサイド補強型ランフラットタイヤ「Z・P・S(Zero Pressure System)」の国内向け初商品として、「DNA dB EURO ZPS E550R(ディーエヌエー・デシベル・ユーロ・ゼットピーエス・イーゴーゴーマルアール)」を6月1日から発売する。発売サイズは245/40R18 93Wで同商品にはメーカー希望小売価格を設定する。価格は75,600円(税込)(本体価格72,000円)。
※ランフラットタイヤとは、パンクなどで空気が抜けた状態でも一定距離を走行できるタイヤ。パンク時の走行安全性の向上、スペアタイヤ不要による車両の軽量化や省資源化のほか、燃費の向上、車両ユーティリティー向上などのメリットがある。

「DNA dB EURO ZPS」は、空気が抜けた状態でもタイヤが車両を支えられるよう、タイヤのサイドウォール(タイヤ側面)を強化したランフラットタイヤ。サイドウォールに硬くて強い新開発のゴム補強材(パワーアーチ)を採用した。トレッドパターンには高級車向けフラッグシップタイヤ「DNA dB EURO」のパターンを採用し、さらに専用のプロファイル設計、構造設計を施した。この結果、優れた静粛性に加え、ハイパワースポーティーカーに相応しい操縦安定性と路面追従性を実現した。横浜ゴムとしてランフラットタイヤの国内販売は今回が初となるが、北米市場では2000年からサイド補強型のランフラットタイヤを販売している。

なお、ランフラットタイヤはパンクしても気づきにくいため、空気漏れを感知する空気圧警報装置との組み合わせが必須となる。このため、「DNA dB EURO ZPS」は標準でランフラットタイヤを装着している車両(タイヤ空気圧警報装置を設置済み)の補修用として販売する。

※写真をクリックすると印刷用高解像度画像がダウンロードできます。

サイド補強型ランフラットタイヤ「DNA dB EURO ZPS E550R」

サイド補強型ランフラットタイヤ「DNA dB EURO ZPS E550R」

従来タイヤとの構造比較図