経常利益増減要因の分析です。 2007年度の経常利益は270億円の見通しで、マイナス要因230億円、プラス要因299億円で前期比69億円の増益を計画しています。

マイナス要因ですが、まず原材料価格のアップで96億円を見込んでいます。内訳は天然ゴムが26億円、合成ゴムが37億円、配合剤が33億円です。販管費及び営業外収支は販管費が90億円、営業外収支が16億円です。販管費は販売増に伴う経費の増加が要因で、営業外収支は支払利息の増加によるものです。償却費の影響については28億円と見込んでいます。

プラス要因として、為替差が営業利益で38億円のプラス、営業外収支で24億円のマイナスで、経常利益段階では14億円の増益要因です。前提はドルが115円で前期比2円の円高、ユーロが159円で同9円の円安です。販売要因については259億円の増益要因です。このうち、値上げが169億円、数量・ミックスで90億円です。各種改善・コストダウンで26億円を見込み、経常利益は270億円を見込んでいます。