2022年3月13日
ショップブログ
作業事例 「~ナチュラルダウンサス~ マツダ ボンゴ アライメント調整」
マツダ ボンゴのアライメント調整作業事例です。
アライメント作業を行う動機は
「タイヤの偏磨耗」
です。
この事例では他の多くの事例のように、最初からアライメント希望だったのではなく、タイヤ交換のご要望をいただいた時に、フロントタイヤに明らかな内減りがみられた為、お客様にアライメント測定をご提案いたしました。

結論から書くと、今回の「タイヤの偏磨耗」に関わっていそうなミスアライメントは
①フロントのトーアウト(トータルトーがー30分)
②リアトーが右向き
主にこの2つが「タイヤの偏磨耗」を引き起こしているアライメント的な要因であると推察できます。
上記の①②の要因のうち、
①は当店で調整ができます。
②は調整できません。ボンゴのリアはホーシングなので、この場合はトーがずれているというより車軸が時計回りに傾いている形になります。
では、ここで①の調整をすればよいかというと、その前に何故このようにアライメントの数字がずれているのかを考えてから、調整するかどうかを決める必要があります。

今回のアライメントのズレの原因は、おそらくこの積載量です。
荷室が満杯になるほど、沢山の荷物が所狭しと積み込まれています。
これによって、サスペンションが沈み込んでいるので、ジオメトリによるアライメント変化によってフロントがトーアウトに変化していると考えます。
(リアのホーシングは構造的にこのような変化は起こりませんが、車軸のずれはこの積載の影響な可能性はあります。どちらにせよ、どうすることもできませんが)
ということは、この荷物を降ろせば車高が上がり、フロントのトーは今よりイン側に戻る可能性が高いのです。
つまり、もしこの車が空車になることがあるならば、今の積載状態でこのトーアウトを補正してしまうと、空車になった時に強めのトーインがつくことになり、結局また偏磨耗を起こしてしまいます。
ということは、このフル積載状態が常時なのか臨時なのかを確かめる必要があるということです。まぁ、タイヤの偏磨耗が起きている時点である程度は予想がついてはいますが、念のためなのと、お客様に説明をするためにその辺りの確認をとりました。
Qこのフル積載状態は常にこの状態ですか? それとも空車になることも多いですか?
A常時フル積載です
ということなので、この車は常にこの積載状態になっており、車高はずっと沈んだままで走行している事になります。ナチュラルダウンサス状態とでも言いましょうか。
それであれば、今の車高状態でトーの調整を行ったほうが、タイヤの偏磨耗を抑制しお客様のタイヤライフを改善させられる事が期待できます。
というわけで、①の調整を行いました。

もちろん、作業を行うのはベテランスタッフYさんです。
(今回は写真少な目なので、作業シーンがないです)
これで次回はフロントの内減りをかなり改善できるはずなので、今回一緒にご購入頂いた
BluEarth-VAN RY55
も、その真価を遺憾なく発揮してくれるでしょう。
ご用命ありがとうございました。
■アライメント作業料金(マツダ ボンゴ)
・前輪トー調整(一般国産車) ¥5,500
合計 ¥5,500








