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作業事例 紹介シリーズ 「アライメント スバル レガシィB4(BL)」

レガシーB4のアライメント調整をご用命頂きました。

こちらもインターネットからのお初のご来店ということで、ありがたいことです。



当店でアライメントご希望のお客様へ必ず実施する事前のヒアリングによって、今回アライメントの調整を行う動機は

足回り部品をリフレッシュしたので、アライメントを整えて欲しい

と言う事でした。
付帯情報としては、ハンドルセンターのズレを感じていらっしゃるようです。
また、タイヤ磨耗についてはこの車でまだ一度もタイヤを使い切った事がないので不明ということでした。




というわけで、まずはアライメント調整前の試乗チェックを行います。

チェックの結果、ハンドルをまっすぐの状態にすると右流れが起きている事が確認できました。

当店のテストコースでは独自の計測手法で定量的に流れる度合いを計測しているのですが、だいたい50mで車両1台分右にずれます。
このくらいのズレであれば、普段乗っていても不便には感じませんが、注意してみれば誰でも流れているのが感じとれるでしょう。

さて、運転に細心の注意を払いながら帰還し、さっそく調整作業を始めます。

作業担当のスタッフYさんに、試乗での傾向を伝えます。

それにしても、リフトアップして驚きましたね。

BLレガシイはリアがマルチリンクになっているのですが、そこかしこにピッカピカの新品STIパーツが装着されています。これがリフレッシュした部品なのでしょう。

取り付け部もしっかりとマーキング等お手本どおりの作業がされており、由緒正しいところで作業を行った事が伺えます。

これであれば、わりと整った数字が出るのではないかと計測前から予想していました。

結果です。予想通り、トーもキャンバーも左右バランスは綺麗に対称です。

今回キャンバーについては調整作業を行うかどうかは、測定結果を見てから決めるという事になっていたのですが、まったく調整する必要がありませんでした。
レガシー・・・というか、スバルは伝統的にフロントストラットのナックル締結ボルトが特殊な形状になっていて、ここを調整する事によってキャンバーの調整が可能になっているのですが、場所が場所だけにここの調整を行う場合、調整時間がとても増えます。(なので調整料金も追加工賃が入ります)その事を見越して、最長で夕方までお時間を頂いていたのですが・・・これであればすんなり終りそうです。
(ちなみに、リアは純正ではキャンバー調整できるようにはなっていませんが、構造的にはアッパーリンクを調整式に変更すれば調整可能になるでしょうし、確かそういうった社外品は存在したような・・・)

対して、トーについては調整の必要性がありました。
フロントはハンドルまっすぐで右流れを裏付けできるデータになりました。実際に走る時はハンドルが少し左に傾いてまっすぐ走ります。その時はフロントがそれぞれ15分くらいのトーアウトになっているはずなので、このまま走っていると内減り気味になることが予想できます。人によっては、こういうトーアウトの味付けを好まれる方もいらっしゃいますが、今回のユーザー様はそういうわけではないので、ここはナチュラルなトー0としておき、ハンドルセンターも合わせましょう。

リアについては少し悩みました。左右のバランスは綺麗なので、スラスト角(車がどちらに向いているかを示す角度と思ってください)は整っています。なので、右流れの原因はフロントトーのみなので、フロントだけ直せば収まるのですが・・・
ほんの少しとはいえ、リアがトーアウトなのは狙ってやっているのではない限りは、よろしくありませんので、弱トーアウトの現況を弱トーインに合わせる事にします。いくら4WDとはいえ、やはりリアトーアウトは怖いです。

というわけで、今回調整を行うのは4輪トー調整となりました。

調整後に行った試乗で右流れはぴたりと収まっていました。50m進んでも車はまっすぐ進んでいます。

それにしても、この型のレガシーB4は本当に良いスポーツセダンですね。
もうこんな素性の良いMTのセダンが現れる事はないのでしょう。(色々な法改正があり、MTはこれからほぼ絶滅します)

アライメントで試乗を行う時は、いつも事故に合わないかと緊張します。 こちら側が事故を起こさないのは120%当たり前の話ですが、公道を走っている以上はあらゆる事が起きます。
そして、お客様から大切なお車をお預かりして公道を走る時というのは、事故は起こしても起こされても駄目なのです。

今回の場合などは、もう新車では手に入らない車の足回りを新品部品でリフレッシュし、その最後の仕上げをお任せ頂いているわけですから、事故は絶対に許されないのです。
絶対に事故が許されない車を、絶対なんて存在しない公道に持ち出すわけですから、もう矛盾してますよね(笑) でも、アライメントで試乗は必須なので、避けては通れない運命なのです。なので、その試乗コースは、必要最低限の時間で最短で終るようにコースをよ~く吟味して行っています。

ということで、運転がとても楽しい車ですけど、まったく楽しくないド緊張の中で試乗してきて、一発でバシっと決まって一安心な店長Kなのでした(笑)


ご用命ありがとうございました。


■アライメント作業料金(スバル レガシーB4)
・4輪トー調整(一般国産車) ¥8,800