ニュースリリース

杭州横浜輪胎で開所式開催

2003年11月11日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)の中国での乗用車用タイヤ生産・販売会社「杭州横浜輪胎有限公司」(浙江省杭州市、村田達哉社長)が、11月6日、開所式を開催した。冨永社長はじめ、合弁パートナーである「ユーハット社」、「杭州ゴム集団公司」の役員、中国政府関係者など200名が参加した。「杭州横浜輪胎」はすでに今年5月から操業を開始しているが、SARS(重症急性呼吸器症候群)発生の影響で開所式の開催が遅れていた。

開所式は午前10時から始まり、冒頭冨永社長が「ヨコハマブランドが中国に真に受け入れられることを狙って中国にタイヤ工場を建設した。横浜ゴムにとって初の小規模一貫生産システム工場であり、絶対成功させたい」と挨拶。また中国で販売を担当する「ユーハット社」のリチャード・ティ会長は「中国でヨコハマブランドは高い評価を得ており、今年5月から現地生産しているタイヤも好評で供給が間に合わない状態」と挨拶した。その後工場見学会を行い、11時半過ぎに終了した。

「杭州横浜輪胎」の設立は2001年12月。第一期計画として今年12月から年産70万本のフル生産に入るが、好調な需要に応え、第二期計画を2年前倒し、来年末までに生産能力を同140万本に倍増させる。第二期計画の総投資額は2,600万ドル。従業員数は現在約300名だが、第二期計画終了時点で500名を予定。主としてタイヤ内径14~17インチの中国では比較的大型・高級商品を生産している。

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開所式の模様。写真中央が冨永靖雄横浜ゴム社長

開所式の模様。写真中央が冨永靖雄横浜ゴム社長