ニュースリリース

来年末までに年産140万本体制へ

中国での乗用車用タイヤ生産を倍増

2003年10月30日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)の子会社「杭州横浜輪胎有限公司」(本社:浙江省杭州市、社長:村田達哉)は、乗用車用タイヤの生産量を2004年末までに年産140万本体制に引き上げる。好調な市販用タイヤ販売や自動車メーカーからの活発な引き合いに対応し、第二期増産計画を2年前倒しする。増産に関する総投資額は2,600万ドルを予定。また増産に伴い資本金を1,200万ドルから2,000万ドルに増資する。

「杭州横浜輪胎有限公司」は2001年12月に設立した乗用車用タイヤの生産販売会社。計画を第一期、第二期に分け、第一期は2003年5月から、第二期は2006年からそれぞれ年産70万本の生産に入る予定だった。

第二期では、第一期に比べさらにサイズを拡大した大型・高級商品のほか、中国で急増しているSUV(Sport Utility Vehicle)用タイヤも生産する。すでに拡張のための隣接地を確保しており、総敷地面積は50,000平方メートルから133,000平方メートルに拡大した。第二期完了時点で、従業員数は約500名(第一期は300名)の予定。着工は来年3月。

なお、第一期は予定通り、今年5月から生産を開始した。重症急性呼吸器症候群(SARS)発生の影響で、若干計画に対し遅れが生じたが、本年末にはフル生産に入る。主としてタイヤ内径14~17インチの大型・高級商品を生産している。