ニュースリリース

Webグループウェアのシステム販売を核に営業拡大

ハマゴムエイコム(株)

2003年10月29日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)の子会社ハマゴムエイコム(株)(社長:中西謙三)は、横浜ゴムグループのWebグループウェア開発の実績を踏まえ、同システムの販売を強化する。企業内グループウェアの構築は大手企業ではほぼ一巡しているが、親会社とグループ会社、中小企業では今後本格的な普及が見込まれるため、来年度には3億円の売上を目指したい考え。

グループウェアは、企業・団体内で掲示板、電子会議室、スケジュール、データファイルなどの情報共有化を実現するソフトウェアで、現在はインターネットを利用したWebグループウェアが主流になっている。ハマゴムエイコムは、横浜ゴムとタイヤ販社間を対象としたWebグループウェア開発に当たって、コストパフォーマンスや拡張性に優れた(株)リンコム(社長:藤原信二)の「リンコム ネクスト」をプラットフォームに使用しており、タイヤ以外の事業及び、新規顧客開拓に当たっても同ソフトウェアの導入とそのアプリケーション開発を提案する計画。

ハマゴムエイコムは、企業基幹業務に関するSAP/R3などのERPの開発と運用、Webシステムの構築と運用、機器・ソフトパッケージ販売などを手掛けている。なかでも企業基幹業務に関しては、横浜ゴムタイヤ事業の商品企画、設計、生産、販売、物流のリードタイムを大幅に短縮させたシステムの開発・運用を支援した実績を持つ。ハマゴムエイコムでは、こうした大規模システムの構築・運用で得た技術やノウハウをベースに、Webグループウェアの営業強化と共に基幹系システムに関する新規クライアント開拓も進める考え。

横浜ゴムグループのWebグループウェア名は「YOSAK(ヨサク=Yokohama Online SAles NetworK)」で、先ずは、ファックスや電話のWeb化から2年前にスタートして、順次、拡大してきた。そして「リンコム ネクスト」を採用し、ことし8月から本格稼働に入った。横浜ゴムの国内市販用タイヤ販売事業に関し、本社部門と全国のタイヤ販売会社(28社)及びその営業所(約370拠点)をネットした「企業間情報ポータル」となっている。コンテンツは、本社部門から最新情報を提供する「お知らせ」、営業資料、広告サンプルなどのひな形を掲載した「テンプレート」、部門をまたがった共通の業務テーマについて意見交換する「会議室」、販促ツールの受発注システムなどを掲載した「支援ツール」などで構成されている。「YOSAK」の稼働により、膨大な量の公文書やファックスなどがペーパレス化され、スピードと正確性が格段に向上した。

■ハマゴムエイコム(株)の概要

設立:

1970年

資本金:

1億円(横浜ゴム100%出資)

売上高:

74億円(2002年度)

本社:

〒221-0031
横浜市神奈川区新浦島町1丁目1番25号
テクノウェイブ100ビル7階

電話:

(045)451-6611

事業所:

東京、横浜、沼津

代表取締役社長:

中西謙三

従業員数:

約320名(2003年10月)

主要クライアント:

横浜ゴム(株)、富士通(株)

パートナー:

富士通(株)、SAPジャパン(株)、新日鉄ソリューション(株)、(株)ITフロンティア、(株)リンコム、EDSジャパン