横浜ゴム（株）（社長：冨永靖雄）は8月1日付けで、系列の更生タイヤ会社である「東京リトレッド（株）（本社：埼玉県入間郡）」と「東新ゴム（株）（本社：愛知県西加茂郡）」を統合する。本社機能の統合、モールド共通化などの効率化によって経営基盤の強化を図ることが目的。合併後の新社名は「ヨコハマタイヤ東日本リトレッド（株）」、資本金は2億1,000万円で、売上高は2000年度で約11億円を計画している。横浜ゴムの系列更生タイヤ会社には、新会社のほか「山陽リトレッド（株）（本社：広島県尾道市）」があり、今後は全国2社体制で更生タイヤ事業を展開していく。
更生タイヤはすり減ったタイヤのトレッド（踏面）部を貼り替えて製品化されたタイヤ。更生されるのは主にトラック・バス用タイヤで、1999年度の廃タイヤ年間発生量97万トンのうち約6％が更生タイヤ用台タイヤとして再利用されている（社団法人日本自動車タイヤ協会調べ）。

新会社の概要