ニュースリリース

「上尾配送センター」操業開始

保管能力60%増強、販売会社の在庫削減に寄与

2000年05月18日

  • 経営関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)が旧上尾工場跡地に建設を進めていた「上尾配送センター」が完成し、5月から本格操業を開始した。同配送センターのタイヤ保管能力は約27万本で、従来使用していた「川口配送センター」に比べ60%向上した。これにより関東地区にあるタイヤ販売会社の在庫削減と大幅な物流コストの削減を実現する計画で、連結ベースでの経営効率化を一段と進展させる。
横浜ゴムは現在、全国7つの地区配送センターを通じてタイヤ販売会社へ商品を供給しており、首都圏及び周辺県にはこれまで「川口配送センター」を通じて行ってきた。しかし、販売会社の在庫削減、配送機能集中による効率化をさらに進めるためには、より大規模な物流拠点が必要と判断した。「川口配送センター」は拡大の余地がなく、本年夏に賃貸借契約が切れることもあり、昨年春に上尾工場跡地(1995年閉鎖)に新配送センターの建設を決定し、11月から工事を進めてきた。
新たにオープンした「上尾配送センター」の倉庫面積は約23,000m2、ゲート数は27(トラック27台分)で、横浜ゴムの地区配送センター中最大規模の保管能力を備える。同配送センターの完成で、横浜ゴムの地区配送センター全体のタイヤ保管能力は10%以上向上した。なお、旧来の上尾工場建屋を極力活用することで建築費用の低減を図り、投資を2億円弱に抑えた。

●上尾配送センターの概要