ニュースリリース

床材用弾性接着剤ハマタイト「ECU-193」新発売

優れた作業性、接着性を実現した「シックハウス」対策商品

2001年10月01日

  • 工業品関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)は、10月から木質系床材用弾性接着剤ハマタイト「ECU-193」を発売する。建築用シーリング材、自動車用シーラントで国内トップシェアを占める横浜ゴムが、木質系床材用接着剤を発売するのは今回が初めて。今後積極的に市場開拓を進め、3年後に10億円の売り上げを見込んでいる。
ハマタイト「ECU-193」は、材質に接着性能に優れた湿気硬化型1成分形ウレタン系を採用し、フローリング、防音床材、床暖房床材、根太組み(床と床下部材の接着)などに対する接着性と作業性を高めた商品。同時に長期間にわたる接着性能および従来から問題となっている床材の目隙、反り、浮き、床鳴りの抑制も大幅に向上させた。また「シックハウス」の原因のひとつと考えられる有機溶剤や可塑剤を使用しない「VOC(Volatile of Organic Compound = 揮発性有機化合物)対策」設計とした。さらに産廃量の大幅削減のために、フィルムパック容器もラインアップしている。
現在、住宅やマンションの木質系床材の貼付は、使用部位や下地の種類に応じて数種類の接着剤が使い分けられている。これは木質系床材の種類がフローリング、防音床などと多岐にわたり、近年は床暖房ユニットの組み合せが増加していることにより、適用する下地もコンクリート、モルタル、合板、アルミなど様々な材質に分かれることによる。こうした中、2000年4月から住宅性能表示制度として「住宅の品質確保に関する促進法」が施行され、より高品質な床施工が要求されるようになった。さらに「シックハウス」など健康問題への対応も厳しく求められるようになってきた。ハマタイト「ECU-193」は、こうした問題の解決をめざして開発した商品。

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