ニュースリリース

1液性エポキシ樹脂接着剤「アドガードPC-1」日本接着学会の「技術賞」受賞

1999年04月26日

  • 工業品関連

当社の橋梁・道路などのコンクリートブロック接合用1液性エポキシ樹脂接着剤「アド ガードPC-1」が今年4月、独創的な技術を確立した商品に贈られる日本接着学会(本部事 務局:大阪市)の「技術賞」を受賞しました。同製品のエポキシ樹脂1液化の技術は現在、世界主要国で特許出願中。
 1998年に発売した「アドガードPC-1」は、コンクリート中や大気中の水分と反応して硬化する常温湿気硬化型の1液性接着剤です。これまで主剤と硬化剤を現場で混合する2液タイプしかなかったエポキシ樹脂接着剤を特殊な分子設計と配合技術で1液化しました。作業現場での混合が不要なため、計量ミスによる品質のばらつきを防ぐことができます。また、2液タイプに比べ可使時間が長いため、一度の作業でより広い面積への塗布が可能になり、省力化と工期短縮を図れます。
 今回の受賞は、世界で初めて室温硬化型のエポキシ樹脂接着剤を1液化し、第二名神高 速道路などで採用の実績が高く評価されました。6月3日に茨城県のつくば国際会議場で受賞式と受賞講演が行われます。