ニュースリリース

ウレタン防水材を販売強化、生産能力倍増へ

ビル・マンション改修工事での需要増に対応

2001年09月28日

  • 工業品関連

横浜ゴム(株)(社長:冨永靖雄)は、10月から、ビル・マンションの改修工事向けウレタン防水材「ハマタイト/アーバンルーフ」の生産能力を月産300トンから同600トンに増加させる。同時に、販売力を強化することで、「ハマタイト/アーバンルーフ」の売上高を来年度には倍増させる計画。
近年、ビル・マンションの新築工事は減少傾向にあるものの、築後10~15年後に実施される改修工事は、建築物の絶対数拡大に伴い着実に増加している。こうした市場環境に対応し、すでに横浜ゴムでは、1997年度から2000年度までに、「ハマタイト/アーバンルーフ」の生産能力を拡大してきた。10月から供給能力の拡大を図るのは、例年、ビル・マンションの改修工事が天候の安定した秋に集中し、需要が増加するため。
ウレタン防水材は、屋上やベランダに厚さ2~3ミリのウレタン膜を塗布し、建造物の防水性を確保する。アスファルト、ゴムシートなどを用いた防水材に比べ、構造物の軽量化が図れる、複雑な形状に施工が可能、ベランダ防水に最適などの特徴を備えており、防水材市場全体の約15%を占めている。横浜ゴムでは1965年からウレタン防水材を販売しており、現在、「ハマタイト/アーバンルーフ」のブランド名で、2成分形反応硬化型「U-8000」、1成分形湿気硬化型「ユーロポール」など、用途に応じた各種製品をラインアップしている。

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